GX7をマークⅡに交換することになりました
4K動画と応用機能以外は、ほぼ「全部入り」だったGX7から、最新型の満貫色フル装備LUMIXです
ないのはBluetooth転送ぐらいかな?
新旧比較や機能の差分や公式サイトや関連ページにて
カタログスペック上では7ミリも薄くなっているように見えますが、手にもった感じに差はなく、グリップや接眼部のでっぱりがフラットになって、ぴったりのケースやバッグでの出し入れがしやすくなるのかな?
ブラックボディだと見た目の違いや印象はもっと少ないです
4K動画機能を応用した4KフォトやフォーカスセレクトのためのFnボタンが追加され、背面ボタンが増え、レイアウトも変更になっていますが個人的には便利感の向上もなく、最大のマイナス面であるLVFがチルトしない固定タイプになってることだけが目立つ感じです
ビューファインダー(LVF)は、実際のところ、GX7ではチルトして撮影することはほとんどありませんでしたが、GX7で背面液晶で撮るときにはLVFを跳ね上げることでアイセンサーを回避できるのが便利だったので、ここは残念なところ
そもそもが、LVFと背面液晶の切り替えボタンが押しづらいとこにあるのですが、アイカップが浅くなって押しやすくなり、アイセンサーの位置も変わってます
GHやGでは背面液晶を畳んでおけば、自動センサーが悪さすることがないのですが、GX7の場合は、自動センサーを有効にしていても、背面液晶撮りとファインダータッチパッドAFがシームレスに自然に使えるのがもっともよいところだと思うので、やっぱりチルト式がいいですね
レンズはGF1世代の20ミリをそのまま引き継ぎ、歴代LUMIXでつかってきた愛用シルクストラップもそのまま承継します
LVFもチルト液晶も捨てて初代GF1のようなカラーリングとスタイリングもありなんじゃないの?と思わなくはありませんが、それはGF9なんでしょうね
そんな感じで、自分のLUMIXマイクロフォーサーズ歴としてはやっぱり一度は使っておきたい1年遅れのマーク2デビューレビューです
LUMIXシリーズは、一昨年はGH4とGM、去年はLX100をつかってきたので、4K動画と関連機能や空間認識AF(DFD)やモーター駆動のメカシャッターも体験済ですが、今回のGX7マーク2の目玉機能は次の3つ
1.ローパスレス化されたセンサー
2.強化されたセンサーシフトの手ブレ補正
3.超静かなメカシャッター
沈胴式の電動ズームの動きがちょいとイラっときちゃうところと造りが華奢なところ素晴らしかったLX100を、さらにホンモノにした感じのGX7 MarkⅡ
関連記事 http://bebe1998.blog.so-net.ne.jp/2016-08-26
4K動画や応用機能には個人的な関心はありませんが、その他地味なところではインターフェースがようやく汎用のマイクロUSB端子になりUSB充電もできるところも新時代な感じがします
ただ、USB充電対応の一方で、バッテリーチャージャーが同梱されなくなってるのは、コスト至上主義の家電大企業なところがなんか気に入らないところもありますが、我が家ではLUMIX G5用のチャージャーが兼用できるので支障はありません
新4K関連機能=フォーカスセレクト機能
フォーカスをカメラ側で自動制御しながら4K動画を録画し、ユーザーが任意のコマを指定してJPEG保存するというアイデア機能です
フォーカスセレクト時にピーキング表示されますが、集合写真やポートレートでどこまでつかえるのかは未知数
なお記録される動画ファイル情報を確認してみると、4K解像度で105bpsの低圧縮の4:2:0からの静止画切り出しのようです
ここからJPEG保存されますが、一回のショットで60フレームから選ぶほどフォーカス制御が緻密ではない気がします
ローパスレスフィルター&センサーシフト手ブレ補正
GX7 MarkⅡ 20mm F6.3・1/1300秒 DxO Optics Pro
いつもどおりDxOで現像してみると解像感はあるものの、GX7やGH4とのDxO現像との差はさほど感じられないする分にはと解像感は感じにくく、基本感度なのにざらつき感があるのはGH4センサーと似た傾向のまま
それでも、晴天下だったら小絞りとメカシャッターに無理がありますが、それでもメカシャッター1/500秒までだったGM1よりはずっとまし
PENTAX K-5Ⅱs FA31mm Limited 撮影2015年
ただ、ローパスレスで同じ16メガセンサーといっても、PENTAX K-5Ⅱsの描写力が得られるわけではないようです
もちろんレンズの描写力の差もあるんでしょうが、感度800のソニー製APS-Cセンサーと比べても、GH4と同じ(?)世代の「自家製」センサーは基本感度200でも厳しいのは、GH4から2年以上経っても、いかんともしがたい足かせを感じます
とはいうものの、LPFレスに加えて、公称4段分の補正量を謳うセンサーシフトスタビライザーを搭載したGX7マークⅡ
GX7M2 EF200mmF2.8L
EFレンズ用アダプターでEFの望遠レンズをつけてみたところ、補正効果は予想以上
超解像などに頼ることもなく、JPEGでの解像力もローパスレスの効果も感じられるし、これは本家EOS M+EFレンズアダプターなんぞよりも、断然こっちのほうがいいんじゃないの?
って気になります
GX7M2 EF200mmF2.8L
200ミリ(換算400ミリ)の室内撮影で1/125秒でこれだけ止まってればもはやスチルで補正の効かないEOS Mは出る幕はないでしょうし、すべてのEFレンズがGX7の手ブレ補正が効くのなら、GF4では手を出しそこねた、レデューサーやAF対応アダプターの導入検討再考もありでしょう
ともあれ、まずはせっかくの4Kフォト&フォーカスセレクトも、もっと気軽に楽しんでみたいと思います
2017-05-07 16:51
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