2012夏のリニューアル~さよならMarkII・24mmF1.4編 [EOS 5DMarkⅡ]
下書きからすっかり更新が滞っておりましたがブログ更新再開です
8月に入って法事で帰省してたら5DMark3の値段が一気に下がって実家のパソコンでポチっといっちゃってから、資金繰りのために機材整理をはじめてようやくひと段落しました
すべてがよくなってると思っていたMark3も、実際につかってみると諸手を上げて100点というわけでもなく、いっそMark2のままにしようかと大いに迷いましたが、最終的にはMark2とレンズ2本を資金繰りに充てることで決着
手元にはMark3と広角ズーム16-35mmが残りました。このあたりは次回に
そんなわけで、最後になったMark2と24mmショット
伊勢湾岸道長島SA足湯
EOS5DMarkⅡ EF24mmF1.4LⅡUSM
24mmF1.4は、もとはといえば夜景、低照度でのEOSムービーを低感度で撮るために今春に調達した一本
アスペクトが16:9になるムービーでは、ちょいと画角不足な点をのぞけばすばらしいレンズです
以前は24mmF2.8をつかっていた時期もありますが、F2以上の明るさとボケ味だけでなく、F2.8まで絞った画質も文句なし
APS-Cでは標準単焦点としてX4でもつかおうと思ってたものの、若干のピンズレのまま5Dのマイクロアジャストメントで調整していたので、X4の位相差AFでピンズレが多くあまり活躍する機会がなかったのでほぼ5D専用
ただし、このレンズを開放寄りで撮るにはフォーカシングは真ん中1点か拡大ライブビューによるマニュアルでないと本領発揮は難しく、犬でもネコでも目と鼻の距離差をはじめ広角近距離だけに、いわゆるコサイン誤差に気を使うことが多く、ま、撮っていて疲れるんですね
また、ムービー、液晶ルーペで快適にフォローフォーカスするためにCAVISONのスイングアーム式を調達したり、次期5Dになっても、24mmは使い続けるつもりでいました
余談ですが、ムービー仕様のMark2
老眼がはじまったようで、視度調整のないルーペのストレスがあったのですが、実家にあった視度補正用のレンズをくっつけてみたら問題解消しました
さて、これでいよいよMark3で秋に向かって、あまり出番のなかったフルサイズEOSムービーと思ってましたが、いざMarkⅢをつかってみると・・・・MarkⅢ編へ続きます
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EOSカラー [EOS 5DMarkⅡ]
5DMarkII EF24mmF1.4
絞りF2.5。トライアル中のLightroom4でも現像してみましたが、やっぱし青空とグリーンはEOSピクチャースタイルの「風景」が好きですね
「風景」を選ぶと、ひまわりだけがオレンジに傾いちゃうので色合いをシフトさせてます
この光線状態では、ALO(オートライティングオプティマイザー)はまったく変化なく、DLOも開放絞り付近だと効果なし
仕上げは、コントラストを下げて柔らかさを引き出して、シャープネスもゼロ設定でレンズ解像感に依存
解像感志向の自分としては、注目のDP2Merrillを筆頭にシグマFOVEONセンサーに負けちゃうかも?だし、モノクロ専用センサーで脅威の解像感の「ライカMモノクローム」のサンプル画像がすごい
http://jp.leica-camera.com/photography/m_system/m_monochrom/#product-scroll-me-anchor
EOSをつかうのはこのカラーとムービーなんですよね
キャンドルライト [EOS 5DMarkⅡ]
5DMarkII 24mm F2・1/60秒 ISO640
Cavisonスコープを覗きながらのフォローフォーカスムービー中のワンショット
ハッピーバースデーソングが切れちゃいましたけどね
キャンドルケーキはF1.4やVR頼みとかで撮って来ましたが、明るさに余裕があるのはローソクの本数でしょうかね?
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デジタルレンズオプティマイザー再検証 [EOS 5DMarkⅡ]
カメラはMarkIIですが、ある程度絞って、DPPで比較現像してみると素材によってはなかなかすごいかも?
5DMarkII EF24mmF1.4LⅡ F6.3 DPP・PhotoshopHDR
単なるアンシャープネスの最適化のようにも思えますが、DLO効果はかなりいけていて、さらにHDRをかけるとJPEGで30MB以上の情報量になりました(クリックでオリジナル画像)
DLOあり(75%)
ファイルサイズ 27,673MB
DLOオフ
ファイルサイズ 24,673MB
RAW画像にDLOを適用する前にシャープネスはオフ
自分の場合、風景でも人物でも、どのカメラでもシャープネスとコントラスは1レベル低めにしてた画質モードで撮影したり現像して、レンズとセンサー本来の解像感を確認しつつ、ときにシャープネスや明瞭度をいじったりしてますが、小絞りボケを嫌って絞りのリミットはF8にしています
PhotoshopCS5 HDR
レンズもズームでも単焦点でも、大口径を好むのはF4~F8でしっかり解像してくれることを重要視してます
絞りF16で比較
DLOあり(75%)
ファイルサイズ 21,657MB
DLOオフ
ファイルサイズ 19,659MB
DLOオフは明らかに小絞りボケで全体が甘くなってますが、DLO(効果適用75)でシャキっとしていて、ファイルサイズの違いにも現れています
DLOの効果は絞り値やレンズによっても違ってくるのかどうかはわかりませんが、風景撮りに関しては対応レンズと新DPPで新型5Dには十分対抗できるんじゃないでしょうか
新型の新機能HDRも、Photoshopでの一枚RAWからの調整で十分いけるし、真ん中一点かライブビューMFでしか撮らず、高感度にも頼らない身としては新型5Dはしばらく先送りでよいすかね
今回はあいにくの曇天で広角レンズ向きの日和ではなかったのでHDRをかけてみたりしましたが、
風景撮りでは不満のあった16-35ズームに比べて、さすがに単玉24ミリとMarkIIセンサー画質の底力を感じました
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EOSムービーwithモニタリングPro ハンディムービー修行 [EOS 5DMarkⅡ]
暦どおりのゴールデンウィーク休暇4月30日
「日本橋」を見たいという息子のリクエストと東京生まれ神奈川育ちながら皇居にいったことのない嫁さんの提案で皇居外苑・日本橋ウォーキングに出かけてきました
撮影 iPhone4S
ビデオおやじの今日のテーマはEOSムービーwithモニタリングPro
GH2と電動ズームを手放し、大口径広角単焦点を手にしたからには活用しないとね
- 5DMarkII
- EF24mmF1.4LII
- AT-9941(ステレオマイク)
- UNモニタリングプロ改
- カメラサポーター
16-35ミリも持って行こうとしたのですが、カメラバッグにマイクとモニタリングプロ入れると、予備レンズのスペースがなく、そもそも体力いまいちな状態なのでプラス650gのレンズがないだけでずいぶんと軽いので割愛
ケンコーの77mm型の可変NDを買えないまま、ふつうのNDの準備も間に合わず今日のところは曇りだし、絞りあけたいときは高速シャッターで対応することにしました
事前準備
じゃまで取り外していたモニタリングプロの取付枠(関連記事)の両面テープを貼り替えて5D液晶まわりに固定
普段はミニ三脚をつかうので一昨年の旅行以来(関連記事)ほとんどつかったことのないカメラサポーターにマグネシューをセットして取り外しできるようセット
日比谷駅から皇居外苑に入り、腹ごしらえがてら「歩き撮りキット」をセッティング
ひさしぶりのモニタリングプロによるマニュアルフォーカシングは極めて良好なんですが、モニタリングプロをはずして、ふつうにファインダーをのぞこうとすると、取付枠が鼻や頬に食い込んで痛いのはあいかわらずNGです
こんな空ですが、シャッター優先オート&動画用露出モードでは、絞りはF22なので大口径レンズの意味がないんですが、そんなことよりも、モニタリングプロとカメラサポーター、カメラのストラップがじゃまというか、からまるというかとにかく「うっとうしい」に尽きます
それでもライブビュー動画オンリーなら許せるもの、モニタリングプロを付けたり外したりするのは超面倒くさいのです
さらに不満をいえば、視度補正のない安物のルーペなのはよしとしても、目の高さにカメラを持ち上げるためにサポーターの高さを調整するものの、どうしても液晶右上のタリーランプが見えづらい
5Dの露出モードも途中からマニュアルに切り替え、感度を100固定にして絞りとシャッターをいじりながら深度を調整してピン送りとかをやってみたりしましたが、やっぱしNDを用意してこなかったのは痛い
ムービー
苦労が多い割には得るもののない単なるテストムービーなので内容のつまんなさはご容赦を
自己採点ではフォーカシングはまずまず
ステレオマイクは音質的には、レンジもせまく広がりもないけど、ガンマイクのようにフォーカシングの音を過敏に拾うこともなくやウィンドジャマーのおかげで、風が結構吹いていた割にはふつうに録音できていて合格
ピクチャースタイル「風景」で撮ったシーンは、動画用にはちょいとコントラストが高すぎたりしますが、ペガシスのAW5(オーサリングワークス5)でAVCHDの24Mpbsに変換してみても解像感や動きボケも気にならずGH2ムービーにも対抗できるレベルかな
単焦点Lレンズに関しては、動画でも周辺画質のよさは確認できるものの、16:9にトリミングされる24ミリはとくに高さ方向に画角の不足を感じます
今後のEOSムービーの課題
MarkⅢに買い換えても、ムービー撮りの機能としては変わらないでしょうから、モニタリングプロに代わるビューワーの必要性を痛感しました
この手のものはプロ用としてラインナップが豊富ですが、脱着を頻繁に行うことを想定した製品は少ないですね
- 枠がじゃまにならないマグネットタイプ
- クレーン式で跳ね上げるタイプ
- カメラの底部のプレートで観音開きのように開くタイプ
マイクをストロボシューに取り付けることを考えるとクレーン式よりこのタイプがベターでしょう
これならふつうに写真撮るときは、横にスライドすればいいわなのだ
ただ、それでもGX1のようなアングルスタイルはとれないわけだし、そもそも、3インチの液晶を拡大してみるほどのおおげさなものじゃなくていいんですけどね
さらに調べてみるとこんなものが海外で発表されてます
Redrock MicroEVF
http://store.redrockmicro.com/EVF
ザクートのHDMI接続のZファインダーEVFよりも断然小型で理想的なんですが、専用パーツをかわないとカメラに固定できなさそう
ただしZファインダーは、バッテリーが5Dと共通だったりプレートを買い足せば、ふつうに液晶フードとしてもつかえたりとメリットもある
http://www.zacuto.com/zfinderevf
うーん・・・単に浅い深度でEOSムービーをマニュアルフォーカスで撮りたいだけなんですけどね
これくらいの大きさでHDMI接続でまともな解像度のがでてくるといいんだけどな
http://www.kenko-pi.co.jp/brands/aputure/-eos-7dkiss-x4.html
5月5日 追記
迷って探してCAVISON MHE3Q-Pを入手しました
http://www.cavision.com/viewfinders/MHE52RCM.htm
目力(めぢから) [EOS 5DMarkⅡ]
EOSムービー 大口径 V.S超広角EFレンズ [EOS 5DMarkⅡ]
4月7日。山下公園から出ている遊覧船「マリンシャトル」に初乗船
EOS5DMarkII 16-35
3:2アスペクトセンサーから切り出される16:9のムービー撮りは、24mmだと物足りない気もしますが、トワイライトからのムービー撮りは最大2段分の明るさはやっぱり強いわけで、二本を使い分けるしかないすね
スチル撮影はそこそこに、いつものようにジッツオミニ三脚をサポーターにしての歩き撮りムービー
シビアなフォーカスにはなっていませんが、実際には破綻のない感度1600の増感ムービー画質は大口径レンズのアドバンテージ
EF24mmF1.4
もともとは、オリンパスの12mmF2をGH2におごって、16:9で実画角の24mmとほどほどの深度でAF・ステレオ収録がつかえるLumixムービーの強化を考えたりしてたんですが、スチル兼用としてはフルサイズEOSには歯が立たないわけで・・・
ただ、EOSフルサイズ+F2以下の被写界深度ではフォローフォーカスのテクニックとZファインダー等の着け外ししやすいスコープの強化が必要なのが悩ましい
願わくば、アンチNIKON路線で、EFレンズがつかえるCanonミラーレスの登場を期待したいところですが、プロ用のEFマウントとライブビューファーモデルは実売価格「9,999,999円」のC300に向かってますからね~(EFレンズが全部買えちゃうっての)
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横浜 24ミリ [EOS 5DMarkⅡ]
4月7日 横浜・山下公園前 18:30EOS5DMarkII EF24mmF1.4LII
どこにもピントあってないけどF1.4の絞り開放
この日は、みなとみらい、中華街とまわり、山下公園から船に乗りました
16-35ズームに比べて明るいのはもちろんですが、絞ってなんぼの単焦点
山下公園
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みなとみらい
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2012春のニュー機材その1 広角大口径~ EF24mmF1.4LⅡ [EOS 5DMarkⅡ]
そもそも低照度でのムービー撮りに不満のあったF4の17-40からF2.8の16-35にステップアップしたときにも、24mmと迷ったんですが、新型5Dのムービーの高感度画質が向上しているんでしょうが2段分のアドバンテージはないんじゃないの???
もちろん、ほとんどキットズームオンリーのX4の相棒としても好適で二度おいしい
20Dの頃に使っていたシグマの30mmF1.4以上に使いやすいことも想定されるわけだし、どのみち、夏にでてくるIS付の24mmF2.8や28mmF1.8がでてきてもこのレンズがあれば食指が動くこともないでしょう
トレードオフで16-35mmを手放すことも考えましたが、広角好きの身としては、一時の浮気心で16ミリは捨て切れず、135mmF2とGH2+電動ズームを質札にしてきました
そんなわけで、4月1日。思い立ったが吉日で子連れて出向いて中古A品から一本をチョイス
お店出てからのファーストショット。もちろん絞り開放です。
ちょいと絞ってF5.6。16-35と違って、周辺まで文句なしの写りです。
で、さっそくムービー
う~む。歩き撮りも24ミリで十分???
ちなみに、ずっとテレビでみたり保存するのに扱いずらかったEOSムービーも、最近はペガシス(TAW)で、22bpsのVBRのAVCHDに変換し、SDカード経由でDIGAのBDにダビングできるようになったので、「日常動画はLumix」って定番がくずれつつあります
あとはスチルと違って、ホワイトバランスやピクチャースタイルが選べないムービー撮りも、大画面のプラズマ&ISPビエラでみてみると、深度の浅さの立体感と、この単焦点Lレンズの色乗りは全然違う感じがします
よくをいえば、浅い深度でのフォローフォーカスの精度を上げるのには液晶スコープをつかい、晴天ムービー撮りには、ケンコーのバリアブルNDなども揃えたくなります
もちろんテレビ的な動画画質としては使い勝手や手ぶれ補正の効きなどのトータル性能ではGH2の新ファームと電動ズームのコンビのほうがつかいがってもデジイチムービーとしてはアドバンテージはありますが
「普通」に撮っても、これだけボケる広角フルサイズ
これで新型GX1のジオラマムービーにも対抗しちゃう夜景「開放ムービー」を撮ってみたいすね
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