ポートレイト PhotoMatix and PortraitProコラボレーション [EOS-1D]
先週末の湘南ポートレートをHDR用のPhotomatixとコラボさせてみました
スナップや風景専門のHDRですが、曇天で地味になりがちのポートレートだとどうなるんしょうね
ワークフローは、1枚RAWからPhotomatixに読み込んでトーンマッピングしていったんJPEGで出力し、
Photoshopに読み込んでからPortraitProで部分修正という流れでやってみました
Photomatixが体験版ウォーターマークが入っているので、フォトショップで消し込みもできるし、さらに彩度やトーンの加減や逆光フィルタかけたりライティングもできます
Photomatixのトーンマッピングは、絵画調のライティングの陰影の演出のプリセットから彩度を高めた階調圧縮までパラメータ調整項目があるのですが、構図や空の配置によってプリセット選びとパラメータの選択肢は無数にあります
迷ってやみくもいじっても、所詮元の写真から非現実的=超現実的にするわけなので、最後の仕上げをイメージしてざっくり出力すること
DxOだと周辺光量落ちを80%補正を初期値にして出力していますが、Photomatixから現像スタートすると絞り開放でとったカットは周辺光量落ちが面倒でその後のビネッティング補正をやろうとすると面倒な感じです
ウォーターマーク(すかし)をフォトショップのスタンプツールで消し込むのも面倒なので、そろそろライセンス購入しようと思ってはいるのですが、トーン調整だけならフォトショップのHDRやシャドウ・ハイライトでもできないこともないのがケチ根性なところ
曇天気味の弱い半逆光の海と空をいじってみましたが、元の海と空が冴えないから非現実的に降っても色相が崩れるだけなので、HDRやPhotomatixで「加工しました」ってやるほうがすっきりしますね
調整のポイントは、肌色=ローライト側の彩度をニュートラル寄りにキープするかどうかということと、トーンマッピング時の黒ポイントを髪の毛に合わせたバランスを取ることでしょうか
怖いのは、Photomatixに限らず、彩度高めの写真や現像を数枚続けると、目がそちらに慣れてしまって、あとでみたときにやり過ぎだなと思っちゃうこと
これはフェイスブックに投稿したHDR風加工の写真を見返した時に思うことと同じしょう
HDRは撮影段階から露出変えて撮影したようなちゃんとした作品と、目の前を抜けていった低空飛行のとんびのピント外しちゃってる失敗写真をそれとなくかっこよく見せたり、
真逆光で完全につぶれたようなローライトをPortraitProをコラボして救うこともできます
でもまあ、やっぱりPhotomatixの面白みというか持ち味は、ライティング効果による陰影でしょう
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