復活!?FinepixF10 [Finepix]
「デジタルカメラマガジン1月 特別号(2冊組)」を買ってみました
ほとんどがデジイチの記事ばっかりなんですが、惹かれたのは写真がとっても格好よく写ってるFinepixF10の記事。
もとよりフジフィルム党の身としては、たしかにデジイチも知らないこの当時としては、「ナチュラルファイン」モードのISO800、1600っていう高感度で「普通」に撮れるすごさに惚れ、また充電はしづらいものの、いったん充電しちゃえば外出先で電源切れになるおそれがまずない使い勝手から、少なくとも数名の知人に「ベストチョイス」として勧めたモデル
いまやすっかり傷だらけだし、コンデンサーがいかれたのかメディアカバーを開けてバッテリー接点が切れると内蔵時計もカメラ設定もリセットされちゃうようになってしまったりで、後継F11の中古を調達しつつも、F100fdへバトンタッチするまで「ママカメラ」として静止画・動画に活躍してきました
・・てなわけで久しぶりに充電してズボンのポケットにつっこんで持ち出してみました
あらためてF10をつかってみるとこれまで99%が「ナチュラルフォトモード」だったのでISO感度固定やEV補正、測光モードが設定できるマニュアルモードはまったく慣れていないことに気づく
とりあえず「M」にしてから「fボタン」を押すと感度設定ができるのは、いまのF100fdでも同じ手順なのね
F2.8・1/125秒 ISO80 6Mファイン
(きのうの晩が強風でとばされないように「重し」を乗せてました)
基本感度80で撮ってみるものの、拡大して見ると輪郭部分の画像処理回路のせいかちょいと粗いかな
ダイナミックレンジ
F3.4・1/210秒 分割測光
ダイナミックレンジ拡張機能はないけど、ハニカム1/1.8インチ600万画素の画素ピッチのおかげでいまどきの高画素コンデジよりも階調は粘ってるように見えるのは気のせいかな??
F100fdでもダイナミックレンジ拡張機能をつかうと感度が上がってしまうこともあって、肌の暗部ノイズが浮くので、最近は強制的に100%に固定するようにしてます
35mm・F2.8
F4・1/280秒 ISO80 スポット測光
35mm相当が最広角
F100fdで28mm化したのに、またF60で35mmに戻したフジフィルムも苦しいところなのかな
F5・1/420秒 ISO80 スポット測光
F10は、すでに傷だらけで気をつかう必要がないこともありますが、いまどきのコンデジにはない厚みとグリップの形状はとっても安定してホールドできるので、F100fdよりずっと持ち易いことは真実
F5.6・1/600秒 ISO80 スポット測光
感触がファジーな背面ジョグダイヤルでシーンモードを選ぶF100fdと違って、上面のしっかりとしたダイヤルで切り替えるしっかり感のF10は、
夜・・・新宿方面に用事があっての帰り道
雨が降りだして寒いし面倒ながらも乗り換えついでに南新宿にちょいとだけお立ち寄り
以下すべてFクローム調
Mオートモード 感度800固定
F2.8・1/4秒 ISO800 分割測光
手ぶれなのか、ピンボケなのかわかんないようなNGショットからスタート
F2.8・1/50秒 スポット測光 ISO400
イルミネーションでスポット測光すると、感度400でもまあなんとか1/50秒
このあたりはF2.8レンズの強みでしょうかね
F2.8・1/20秒 スポット測光 ISO400
それでも1/20秒はなかなか厳しく、GRのようなカメラはさておき、いまどきのコンデジには高感度+手ブレ補正が望ましいですね
感度ノイズ比べ
400と1600に切り替えて撮ってみるものの
F2.8・1/12秒 スポット測光 ISO400
当然、400のほうがノイズは少ないけど1/12秒は手持ちではきつい
F2.8・1/26秒 スポット測光 ISO1600
さりとて、1600のノイズは、やっぱりだいぶ苦しい
後継のF30あたりだとだいぶ違ってくるような、感度1600なら大差はないような
高感度画質は、いまだに中古で高値のF31fdがピークなんでしょうね
ナチュラルフォトモード=ISO1600
寒いし、小雨は降っているので、さっさと退散
上にダイヤルひとつで、Mからナチュラルフォトに切り替えられるのが、凝ったインターフェースのF100fdより断然使いやすい
ただ、ナチュラルフォトモードは、まず感度をあげちゃってから、絞り開放の状態でとシャッター速度が変数だったりします
渋谷ほどじゃないけど新宿の街は明るい
Mモード再び
F2.8・1/17秒 スポット測光 ISO400
これも手ブレ苦しいけどブログサイズなら許容範囲
寒かった外から暖をとりつつ屋内撮影
F2.8・1/85秒 スポット測光 ISO400
単色のオレンジの壁のスダレ状ノイズは400でも顕著ですね
やっぱりコンデジの場合は、ISO400ってのは非常用と考えるべきか・・・
高感度性能のピークと推察されるF30やF31fdでいちどつかってみたいけど、いまだに高値で手がでない
そもそも、xDのみってのは、メディアストレージにも取り込めないしパソコンでの転送速度も遅い
xDからCFに変換するアダプターがあるようですが高いですね~
そんなわけで、一日楽しんだF10撮影ですが、画素数が少なく荒い背面液晶は、視野角も狭くて、やっぱり数年前のカメラですね
いろいろ不満はあるもののF100fdから過去へは戻れない・・・
このカタチで液晶を高精細にして6Mのまま最新技術で「F10 MARKⅡ」がでてくる見込みはなさそうでしょうね
追記:GRデジタルの液晶保護フィルム
GRに慣れた身として、この2台の画質やマニュアル機能がどうのこうのは置いといて、持ちやすさや起動の早さを比べると、F10のほうが電源オンから起動までのスピードがかなり早い
また、合焦速度やシャッターレスポンスもF10のほうがクイックな感触があります
F10のほうが厚みはあるものの、ポケットから取り出して撮影するにはF10のほうがなんとなく快適な感じがするけど、このあたりはどうしようもないところなんですが、裸のままポケットに入れたF10と、純正ケースに出し入れしているGRが面倒な気分になってきます
そんなことを思って、遅ればせながらGRの液晶に保護フィルムを貼ってみることにしました
最近買った液晶クリーナーをつかうと保護フィルムを貼っても指紋汚れ等がとり易く、服の袖とかでもきれいになることが分かったこともあります
「GRやGX200専用」の2.7インチタイプもあったんですが、F100fdに保護フィルムを貼ったときの経験で、「ぴったり」とかかれていながら、裏面には「貼りやすいようにわずかに小さくしています」っていうインチキ表示だってのは経験済みなので汎用の2.7型を買ってみました
レジにもっていってGRの液晶面の実寸を計ってみると、店員が図ると「ちょいとはみだすかも」といい、自分がメジャーをみると「ほぼちょうどに見える・・・」
この店員、「おとなしく機種名と同じやつを買えよ」って思ってるのかもしれないけど、目が腐ってんじゃねぇかとちょいと立腹
(そもそも、布のメジャーなんかもってくんじゃねぇよ)
結果
自分の目論見通り、高さ幅ともわずかに余りがあるものの、ほぼジャストサイズ(拡大してね)
左の縦にぴったりあわせて貼っていくとうまくいきました
これで、ケースなしでも気にせず、ポケットに入れておけますかね~
F31fdは宴会撮りでは未だに最強ですね。GXなんて足元にも及ばない。
フジはどうなっちゃうんでしょうね。先日発表した新しい配列のCCDで
F31fdを超える高感度画質のデジカメを出すのが命題ですが、景気も
悪いし、かなり心配です。
by luka (2008-12-23 15:35)