G VARIO 12-32mm描写チェック [LUMIX G/LX]
マイクロフォーサーズLUMIXのキットズームは、初代の14-45をGH1やGF1でつかい、以降14-42、電動14-42、小型になった14-42Ⅱとつかってきたので、今回の12-32mmで歴代キット標準ズームは全部つかってきたことになります
巷の評判どおり、電動14-42より断然写りがしっかりしてますが、DxOでチェックしてみるとカメラ側の補正が入る前の、広角側は相当にゆがんでます
ま、コンパクトな広角レンズで24ミリ相当画角のカメラはたいていこんなものでしょう
LX7やCanonのS100はもとより、G1XやG7Xあたりはもっと歪んでるし、長年愛用の20mmF1.7でも同じ
まったく歪まないのがEOS M用の22mmとGRぐらいですかね?
カメラJPEG記録は歪みを残しつつ自然に補正してるんですが、周辺のトリミング量が多いので映り込む範囲が狭い
この点では、やっぱり12-35のF2.8はそれなりに安定してますね
まっすぐなのがベストというわけでもないし、周辺に向かって補正量が大きくなると流れるはずなんですが、周辺の解像力はやっぱりDxOのほうがしっかりしています
レンズブラーは、いつもよりちょいと強めにかけています
とはいえ、これも単にシャープネス処理の違いくらいで、フォトショで自然さを損なうくらいのシャープネスかけてやるとDxOのレンズブラーに近づくわけですが、どっちにしても予想以上に解像してることは確かです
小雨なのでぱっとしないテスト撮りですが、FlickrにJPEGとDxOを両方載せています
あと、特筆すべき点は、プログラムライン・・・
広角12ミリでもシャッター速度は1/60秒で感度アップ
EOS Mと22mmだと、低感度優先で曇天だと1/30秒で、なおかつ絞ってくるところ
手ぶれ補正のないEOS Mが、感度、絞り優先でシャッターの基準が1/30秒でブレやすいのに対し、手ぶれ補正付きでスモールセンサーのLUMIXのほうがシャッターが早いのはメーカーの違いですかね
一方、テレ側だと歪み補正も周辺解像も違いが少なくなります
露出補正がダイヤルなのはEOS Mも同じですが、EOS Mが十字キー右が露出だったのに対し、GMは十字キー上ってのが間違えてしまいます
もっとも、電源ボタンがレバータイプのGMと上面ボタン長押しで電源オンオフのEOS Mで、うっかりFn1を押してしまいますが
こういうのを撮ろうとすると、フルサイズ、APS-Cは、きっちり絞らないとフォーカスポイントからデフォーカスになるのが早いので、マイクロフォーサーズや1インチセンサーは使いやすいです
ともあれ、写りが期待以上なことは確か
クルマ乗るときに首から下げていてもそんなに重くないのがGM1いいところなんでしょうか??
コメント 0