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3代目シトロエン DS3 Chic [CITROEN]

9年乗った我が家の愛車「C3」に別れを告げてDS3に乗り換えることになりました

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Panasonic A500

納車の後、預かりものながら出番のないウエラブルカメラをもってターンパイクでテストドライブしてきました

そんなわけで、Xsara、C3に続いて我が家の三代目シトロエン

タグ:CITROEN

独身時代はアウトビアンキY10、結婚してプジョーの309と乗り継いぎ、はじめてのシトロン=Xsaraは、こどもが生まれた年に、C3は小学1年生から中学卒業までほぼ毎日送り迎えにママが乗ってました

C3
2006年

自分としてC3の気に入っていたところは、個性的なスタイリングだけじゃなくて、街中や路地を普通に走ってるときのステアリングを切り込んだときの、ゆらっとロールしてふんばりながら曲がっていく足回りの感じとかフ

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2006年

とくにうちのC3はボディ同色バンパーになる前の初期型の1.4Lのベースモデルをさらにシートを廉価版にした特別仕様だったこともあり、この黒バンパーと安づくりながら座り心地抜群で何時間乗っても腰が痛くならないなどのフランスの大衆車然としたところが気に入ってたんですね

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その後、トルコンモデルが1.6リッターになったり、ゼニスウィンドウになってからも、こういった特別廉価仕様車の登場を待ってたりしていたんですが、ま、日本向けなんか時代の要請なのか、シートはサイドサポートがあるちゃんとしたものだし、インテリアも黒基調で明るさよりもかっこよさ

外観もボディ同色バンパーとかは当たり前で、高級志向になってかっこよくなりすぎちゃったんですよね

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ということで、今年も車検通すつもりでいたところに、走行中にときおりエマージェンシーモードになる現象が再発し、とりあえずディーラーへ持ち込んだおりに、展示中古のイエローの3気筒エンジン+ロボタイズミッションのDS3を試乗させてもらっちゃったもんだから、買い換える決断に至ったというわけです

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カメラやレンズはいつも中古でも、長く乗るクルマは新車を乗り継いできましたが、

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デモカーらしい初期登録からの10ヶ月落ちで、走行1300Km

新車保証継続で新車より70万ほどお買い得で、C3を新車で買うのとほぼ同じなわけで、そのまま注文と相成りました

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乗り換えるにあたって、最後まで引っかかったのは3ドアであることですが、ボディカラーラインナップがしっくりこないC3よりも、イエロー・ブラックのツートンのDS3のほうが買い替える気持ちを後押ししてくれたことも確かです

とりあえずナビもETCも付いてるのでオプションも不要でしたが、色の濃いクルマははじめてだったので、お勧めいただいたガラスコーティングだけはお願いすることにしました

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2009年

バックナンバーを見返すと、まだ子ども用の補助シートをつかう年頃でしたが、走行距離7万のうちほとんどがママドライブだったC3

坂道の多いうちの周りではトルク不足でギアは2速か3速、平地でも4速になかなかならないので燃費が悪かったりと、ま、このあたりが買い替え時



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ボディ色に気に入ったカラーのないままゼニスウィンドウと5ドアの利便性でローン組んで乗り継ぐよりも、ホットハッチ風の原色イエローのDS3のそんなわけで、このブログ開設以来はじめてのクルマ買い替えネタなので、備忘録兼ねてちょいとファーストインプレしてみたいと思います


DS3 Chic 2014 5EGTモデル レビュー


DS3ならATよりも1.6Lにターボチャージャー付きをMTで乗るホットハッチのイメージだったので、ウチで乗るイメージじゃなかったのですが、2014モデルのベースグレード「Chic」は、C3と共通の3気筒DOHCの小型軽量エンジンモデルになってました

もともとスモールハッチが好きなところに、3気筒の1.2リッターなんて街中乗りには楽しそうだし、DOHC&可変バルブタイミング制御までとどうにも好奇心をくすぐられるエンジンです

実際、ローギアードでひっぱって4000回転以上回していくとなかなかにご機嫌サウンドを聞かせてくれたりします

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その小排気量エンジンを5速自動クラッチの5ETG=いわゆるロボタイズミッションで動かすのがスモールハッチを転がすお楽しみなわけですが、

シトロエンの2ペダルの自動クラッチミッションは、初代C3の頃には1600ccエンジンにセンソドライブがあり、その後ATが1600ccになったりした系譜となっています

C3を買った9年前は、自動クラッチってクリープもないし、なんとなく不安があったので、無難に1.4のトルコンモデルをチョイスしたのですが、こんどの5ETGは、プジョーが先行導入して評判もよさそうだし、DS3、C3にはクリープ機能もついたのでママ乗りでも大丈夫だろうと思ったものの、後述のとおり、基本はクラッチ付きのMTで乗りこなしにはちょいとコツが入ることも確かです

ま本来的には、このエンジンに6速マニュアル・クラッチモデルなんかあったらもっと楽しいんでしょうけどね


そんなわけで高速道路、山道、街乗りとテストドライブして、平日夜にも近所のなんちゃって峠をちょい走りしてきた感想です

視界とドライビングポジション

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まず、視界が・・・せまい、いや正確には(C3に比べて)窓の面積が・・・なんですが、

ゼニスウィンドウじゃない先代C3に比べても、天井の低さいわゆるヘッドクリアランスと視野の窮屈感を感じます

まあ、初代C3もAピラーのラウンドがみづらく感じて慣れるまで時間がかかったし、DS3の窓から見える視界も慣れの問題なんでしょうが、シートを前に出すとルームミラーが気になるし、後付の小型ナビも目障りだったりします

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C3ではママのポジションから1~2ノッチだけシートを倒して共有していたので、そのうちママ仕様に合わせることになるんでしょうが、高さ調節もできるようになったシートとのベストポジションがなかなか決まらず、さらにママ的には大きくなったヘッドレストが気になるそうな

ま、こんな感じのC3にまる9年乗ってましたからね

お互いそのうち慣れるでしょう

メーター視認性

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かくいう自分も、数字のスピードメーターや液晶表示のタコメーターを見慣れてすぎてるせいで、左のタコメーターの指針がどうも目に飛び込んでこないのも慣れの問題

基本はオートドライブだから街乗りでタコメーターに目をやることはないでしょうが、前のC3に慣れすぎてたんでしょうね

細かいところでは、トルコンC3ではAUTOモード時で現在のギアが視認できなかったのが、5ETGではギアが表示されたり、燃料メーターの残量表示が細かくなっています

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GH4 20mm

ステアリングは革巻きになって径が小さくなっていることもあり、曲がりはC3よりクイックです

タイヤが55扁平とか要素はあるんでしょうが、ステアリングを切り込んでロールがはじまって落ち着くまでのストローク量が少なく、その分やや前かがみで曲がっている先代C3の感覚に繋がる感じはありません

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EOSKissDigital 2006.9

現行のC3のチューニングがどうなっているのかわかりませんが、箱根ドライブでは快適でスポーティ感があるのはDS3が断然よいのですが、街中走行では非力さをシーケンシャルシフトと高回転でカバーしつつ、曲がってる感のあるC3のほうが楽しさはあるのかも


エンジンとミッション

5ETGは、機構を調べてみたけど情報は得られずですが、簡単にいえばクラッチ板を離すのを、ペダルではなく電気信号とアクチュエーターで操作を行ってる

なお、マニュアルモードでもオートでも、トルコン車のようにアクセル踏んだままシフトできるし、5ETGではゲームのようにパドルシフトがオートでもマニュアルモードでも効くところが、高速道路でのエンジンブレーキや加速のときに便利でしょう

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エンジンと排気音は、それっぽくいい感じの音がしてスポーツモデルっぽい感じです

3~5速がクロスしているようで非力な小排気量車を気分だけレーシーで乗るにはもってこい

ただし、DOHCの小排気量車に期待するような6000回転オーバーまで回るわけでないのは、気筒数を減らしたことで必然的に一気筒あたり400ccの排気量のためロングストロークだからでしょうか?

気になることがあって、カタログ値をExcelにコピーして計算をしてみました

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C3との比較なので一般的に参考になるわけではありませんが、4気筒で1360ccだったC3とはボアは同じでロングストロークになっていますね

DS3のギアボックは一見ハイギアードにみえますが、ファイナルがローギアードになっていて、タイヤの外径まで含めて試算してみると、黄緑枠のとおり、各ギアとも20~30%のローギアードになっていて、排気量によるトルク不足を補っている印象です
※タイヤ外径はこちらのサイトを参考にしました

とくに、ATのC3の3速ギアとのDS3の4速がほぼ同じだし、なんとC3の4速よりDS3の5速のほうがローギアードになっています


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これは東名高速で流したときに、100km/hで3000回転ぐらいで、燃費的にはあれれ?と思ってましたが
理論値試算で5速・3000回転=98km/hなら自分としてはいったん納得

当面の課題は街乗りで1から2速の変速時に約二倍のステップをうまくつなげて、加速の落ち込み感の少ないアクセルの踏み方をマスターすることでしょうか

ほんと信号から発進すると、中途半端に引っ張って、2速のトルクバンドは外されて「おいっ!」って言いたくなること多発

平地でも登りでも、2速から3速でも、加速のもたつきが気になることがありますが、マニュアルモードにしてローで4000回転近くまで引っ張ってアクセルゆるめてシフトアップするか、走り出したらすぐに、2速に上げて踏み込んでいく走り方がよさそうです

その点、オートモードでもパドルシフトでシフトアップできるので、イージードライブもできるマニュアル車
ってのが、5ETGのDS3、C3なんだろなと納得することにしています

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ついでに、直噴+ターボのSportChicの6MTのギア比を同じくタイヤ径を掛けて比べてみたら、1~3速は、C3の4ATとほぼ同じファイナルとなっているので、1.2リッター用の5ETGがかなりのローギアード設定にしていることがわかりました


アイドリングストップECOモードと坂道発進サポート機能


ブレーキ&ニュートラルを条件に、エンジン始動するとECOモードで始動します
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信号や渋滞で止まるとエンジンが止まり、ブレーキを離すと、ほぼタイムラグなく再始動してくれる、「いまどき車」なんですが・・・

坂道で止まると一瞬後ろに下がって慌てます

ただし、ヒルスタートアシスト機能ってのがあって、3%以上の勾配を検知するとブレーキを離しても3秒間は後ろに下がらないようになってます

自宅まわりは急坂が多いので、自分は左足ブレーキも普段からつかってるし、ママはサイドブレーキ引くの慣れてるので(C3のトルクではクリープだけだと後ろに下がっちゃう一旦停止の急坂を頻繁に通ります)

初日は、いらっとしながらヒルクライムアシストが効かない、3%未満の坂発進のストップアンドゴーを繰り返してましたが、一番の回避方法は、ECOモードをオフにすることで解決

エンジンが切れずに、ヒルクライムアシストがある分だけ、急坂では左足ブレーキもハンドブレーキも不要なので、うちにとっては便利になったのかもしれません(^^)


オーディオとか収納とか

最後にオーディオとかの機能

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グローブボックスは、5本入りのバナナを入れてもう一杯っていうくらいで、車検証すら入りません

ま、文字通りグローブは入りますからね

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純正オーディオはCDとラジオにマルチスピーカーが付いてますが、いまどき仕様で実際にはiPhoneからブルートゥースで聴くか、Lightningケーブルで接続することになります

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はじめからUSB端子があるのがなんとも新しい

ちょいと試聴した感じではブルートゥースとUSBとの音質差は感じられないことでどっちが便利か?

家族3人のiPhoneをブルートゥースでペアリング設定を済ませてあるので、ときに操作しづらいメニューでペアリング機器を選ぶことになるぐらいならケーブル接続のほうが楽

そう思って、つかってみるとクルマ降りるときにケーブル脱着したりするのも面倒だったり、ステアリングコラムにある操作レバーだと、iPhoneの場合はアルバムタイトル順にしかスキップできないとか

ちなみに、自分のiPhoneの場合、iPhoneで曲を選んでおかないと「アメ横女学園」がはじめに鳴り出し、コラムボタン押してスキップすると、次は「アリス」になります

曇天の箱根大観山パーキングにてHDRP2380359_DxOX.jpg

このあとA500を手に持って、ターンパイクを下りながら撮影してみましたが、家族3人乗っても下り坂でのブレーキの効きや高速コーナーでの安定性はC3とはまったく別物だったことを付記しておきます

まだ一週間ですが、少しづつ街乗り&近所の坂道に慣れてきたところです


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らしゅえいむ

かっけーっすね"^_^"
こすらないように、ぶつけないように。
にしても、ぼくちゃんがかわいいっ!(^。^)
by らしゅえいむ (2015-06-22 18:34) 

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