X7と10-18ミリの相性問題? [EOS Kiss・EOS M]
前ピン調整から戻ってきたX7をぶらさげて、夕方から多摩川へ
ファインダー位相差と測距点オートで速写した数ショットに画面全体のピンボケが発生
X7 EF-S10-18mm IS STM F8・1/100秒
はじめは、あれれ?手ブレさせちゃったかと思いましたが、そうでもないし
測距点をチェックしてみるとオートエリア自動選択モードの中心以外のどこか
妙なところで測距されているとはいえ、広角APS-CのF8なんだからパンフォーカスの深度だし、ここまで被写界深度から外れてるのも合点がいかないショットがありました
X7 EF-S10-18mm IS STM F7.1・1/100秒
上の2枚はリックしてみていただくとわかるように、全面デフォーカスの同じ現象です
ライブビュー像面位相差+コントラストAF
10ミリのF8だとフォーカスポイントをクロネコに置いても、手前は若干の前ボケでも背景はこれくらいの被写界深度になるはず
ライブビュー像面位相差+コントラストAFや後述するように中央クロスでとらえたものやEF28mmでは冒頭の2枚のようなデフォーカス現象は発生してないので、どうもX7と10-18mmの位相差だけで起こるバラツキのように思えてきました
とくに10-18mmでも像面位相差+コントラストのタッチAFは安定していますが、そもそも測距エリアが大雑把なのでレンズが広角だと測距エリア内のコントラスト検出が意図しないところにひっぱられてぼやっとしてしまうのは致し方ないところでしょうか
同じようにファインダーのぞいて最初の半押しからの速写でもばっちりカットもあります
測距点自動選択フォーカスロック
測距点が中央以外だとすべてダメというわけでなく、半押し繰り返してフレーミングするときちんと写ります
先代のX7で常用していたのがMFのカラースコパーだったせいで、中央一点フォーカスエイド(スーパーインポーズ)のテレ側で合わせていたので結果的に半押し繰り返してたし、大きくしピントを外してたらMFの失敗と納得してたから気にならなかったんでしょうね
5DMarkⅡ、MarkⅢでEF16ミリで撮っていたとき、こんな感じのハズレは経験したことないし、ニコン、PENTAXでの広角や魚眼もいろいろつかってきたなかでは、こんなストレスを感じたことはなかったので、X7と10-18ミリの相性問題だとすれば中央以外のピント精度ファームアップ対応してほしいところです
ちなみに、28ミリISだと位相差AFでもまったく問題なし
EF28mmF2.8IS USM 中央クロス F4
5DMarkⅢのような測距点数はないので、中央クロスで半押しロックして多少カメラを振っても広角と違って、スナップでコサイン誤差は問題んあし
とはいえ、せっかくの一眼レフとミラーレスのハイブリッド仕様とISレンズの強みを活かすなら、面倒がらずにライブⅠ点AFのほうが安心感はあります
EF28mm 中央1点任意選択
ちなみにEF28mmはDPPのDLOもDxOのレンズブラーも対応してるので現像はDxOで出力しています
うーん、やっぱりEF28ミリだと測距点オートでもまずは中央から合わせてるようでAiフォーカス・自動測距点のままでフォーカス外れてるカットはゼロ
そんなわけで、この日の教訓は「EF-S10-18では基本的にクロス中央1点で」
いまだに”ちょっとだけ微妙”が残る10-18mmとX7とのコンビ
X7の前ピンはSCきっちり直ってきたし、10-18ミリ側にも支障はないようなのでひと安心です
Photoshop HDR
コメント 0