D90 ネガフィルム接写作戦 [Nikon D90]
レンズ前1.5cmまで寄れるトキナーマクロとでカラーネガを接写
D90 Photoshop6
1230万画素のフィルムスキャナ顔負けのシャープな写りとカラーネガの階調の底力
1枚3分くらいかかった、昔つかっていたフィルムスキャナーよりも圧倒的に手軽で早くデジタル化できますかね
10年以上前のバカチョンカメラ(死語?)で、ごくふつうのコダックゴールド400のカラーネガ
ライティングボックスの代わりに、DVDのトールケースにティッシュをはさみ、デスクの蛍光灯にかざす
レンズ前にスチールのフードをつけて、フィルムをレンズフードで押さえつけて安定させつつAFで撮る・・・これだけ
ライブビューAFでもやってみましたが、フォーカスが遅いのなんので断然、位相差AFで撮るほうがよい
距離が常に一定なのでMFでもいいんでしょうが、ふつうにファインダーをのぞきながら左手でフィルとDVDケースをもって、レンズに押さえつけるスタイルがベストかな
露出はマニュアル。感度は200で絞りとシャッターで微調整
撮影直後にヒストグラムでチェックしながら、山がなるべく中央付近になる最適露出を探します
ライトボックスをつかえば、光量が一定になるからいったん最適露出であわせちゃえばいいからそっちのほうがいいかも
いちおうアクティブDライティングを「標準」にしてみましたが効果のほどは不明・・・
ネガの素材をフォトショップで読み込み
階調反転
とりあえず自動レベル補正
トーンカーブかレベル補正のスポイトツールで黒・白・グレーを指定して、大雑把にコントラストをWBを調整
トリミングしてから、さらにスポイトツールで最暗部と白を指定して、つかう階調を取り出す
目障りな、ワイヤーや日付の焼きこみを消し込み、いちおう完了
なんか物足りないので、ちょいとソフトフォーカス風を狙ってみる
これはやりすぎ?
別の素材
傷が多いとスタンプ補正
ゴミ取り前
目立つゴミや傷をスタンプで補修して完了
空はネガの段階で飛んじゃってるし、傷も多いのでいったん、全体を均してから、粒子ノイズを加えるのが手っ取り早いは確かなんですが、ふつうのコンパクトカメラで写したものとはいえ、これじゃあ全体が鈍ってしまいます
フィルムスキャンに付き物のスタンプツールのゴミ取り
拡大縮小のフォトショップのキーボードショートカットの慣れが必要ですが、慣れていれば100箇所くらいの補正は、ものの数分です
エレメンツでも同じはずなのでご存知ないかたはコレ
- Ctl+スペース → 拡大ツール → マウスで拡大範囲を指定
- Ctl+0(ゼロ) → 画面サイズに合わせる
そんなわけで、お試しのフィルムマクロ接写
外光さえ避ければコンデジや他のマクロでもいけるんでしょうが、トキナー35mmのワーキングディスタンスはフィルムを撮るには極めて便利でした
事前にフィルム表面のゴミをブロアで飛ばすだけでなく、デジイチのセンサー掃除スタンプをつかうと仕上がりはもっとよくなりそうです
意表を突いて35mmのマクロレンズ!
さらにフィルムのコピーが手軽にできてしまなんて、とっても楽しいですね。
そういえばビデオカメラでは当たり前の「広角端での超接写」、デジイチのレンズではありませんね。何ででしょう、面白い機能だと思うのに。距離目盛りが入れられなくなってしまうという弊害はありますが、キヤノンのEF-Sレンズのように距離目盛りのないズームレンズだってあるんですから、広角端で近づけるようにしてくれると、面白いんですけどね。
やっぱりマクロレンズを売りたいのでしょうか。
by 栗山 (2009-02-04 17:59)
確かにビデオのマクロは広角側でないと寄れませんね
HC1からテレマクロっていう微妙な機能を積んできましたけど、使ったことありません
なお、ニコンのフィッシュアイ10.5mmはレンズ直前まで寄れます
ちょいと惹かれてる一本なんですね
トキナーの35mmマクロを選んだのは、本格マクロが撮りたかったわけじゃなく、フォーカスリングのトルク感とギア比かな?
再現なく寄れるという点では17-70でもよかったんですが単焦点にしたかったんでしょうね
by bebe (2009-02-05 22:15)