5D+Fマウント・135mm [EOS 5D]
ニコンF-EOSマウントアダプターの試着第二段
じいちゃんから「F」といっしょにもらった135ミリのF2.8です(関連記事)
D40でつかったとき(関連記事)には、実焦点距離も1.5倍の200mm相当ということあって フォーカスエイドをつかっての合焦もなかなかシビアだったし、露出も完全マニュアルになるため、すんごく時間が掛かるので、ずっとお蔵入りになってたレンズ
今回、電子接点付のマウントアダプターとフルサイズとのコンビでどうなるか?
電子接点付マウントアダプター
レンズとは一切電気的な接点がないので、おそらくこの接点部分のチップに5Dを「だます」信号が埋め込まれてるんでしょう
ともあれ、この接点チップのおかげで5Dに装着したときの使いやすさが、D40に比べると劇的に向上するわけで
爪付の絞りリング付のオーソドックスなニッコール
この古いレンズも箱に入ったまま数年間、紙の箱に入っていたわりには、もともとと風通しがよいのか、湿度環境がいいのか、カビやクモリもないようで、お店だったらBクラスくらいなのかな?
F2.8と明るいわけじゃないのでサイズもタムロン90mmくらいで、5Dに取り付けるとなかなかバランスはグッドです
D40でつかうときと5Dとの最大の違いは、露出制御が働くこと
1/2500秒 ISO400 -0.3EV 分割測光
レンズのリングの絞り位置に応じた、絞り優先で露出はカメラ任せ
もちろんEV補正は測光方式も普通どおり
1/500秒 ISO400 -0.3EV スポット測光
撮影後にPCに取り込んで、フォトのつばさでExifを確認してみると、電子接点付チップの秘密がちょいと分かりました
レンズがAi-sだろうがCPUなしのニッコールであろうが、関係なく、「焦点距離50mm」「F2.0」となるようです
前回のウルトロン40mmF2のときは、開放F値が表示されるんだなと思ってたけど違いましたね。
謎だった40mmなのになぜ50mmになるのかも疑問解消
ともかく、 撮影モードとEV補正量、測光方式、ISO感度はカメラ設定に準じた絞り優先がつかるのがD40に対する大きなアドバンテージ
ようするに絞りが「実絞り」なので、絞るとファインダーが暗くなるのを除けば、あとはフォーカスあわせてシャッターを切るだけ
5Dでのフォーカスエイドは、Ai-sのウルトン40mmと同じく、フォーカスリング回して目測で合わせていけば、測距ポイントで合焦したおきに、赤い点滅と音でお知らせしてくれるわけで、ややかさついた感じながらも適度な粘りのあるMFレンズのフォーカスリングで合焦まではものの1秒から2秒くらいでピピっとお知らせ
1/400秒 ISO400 -0.3EV 分割測光
フルサイズでつかう135mmは、タムロン90mmの1.5倍なので、20Dでつかう90mmとほぼ同じ
ま、写りそのものはクラシカルというべきか、AFの効くタムロン90mmに比べて特段のアドバンテージはないんですが、理屈としては同じF2.8でもフルサイズでもボケ量は多いわけだし、絞ってもそこそこボケが残ります
こうなるとやっぱり、次なる目標は、予定通り、USM駆動のAFが効く135mmF2のLレンズがほしくなってきます
もっとも、135mmの中望遠より90mm単焦点マクロのほうが使い勝手はいいし、なにより「寄れる」タムロン90mmのほうが守備範囲は圧倒的に広いはずだし、軽量小型のメリットもありますかね
コメント 0