SSブログ

G7 [G7]

CanonのパワーショットのGシリーズの前モデル「G7」

1/1.8インチCCDの1000万画素。
DigicⅢの顔認識に手ブレ補正を搭載した、GRデジタルのライバル的存在のハイエンドコンデジ。

旧型コンデジを探しているうちに、中古価格が安かったこともあって、最近オリンパスのE300を手放した父親に薦めたものです。

(撮影GRデジタルⅡ・レタッチ)

三連休に祝いごとがあって帰省したおりにじっくり触って撮影してきたので、GRデジタルと比べての操作性やモノとしての魅力度といった観点から感想を書いてみます。

 

 



GRデジタルⅡとG7を並べてみるとサイズは大きく、厚みもあるのは当然としても、カメラのカタチとしてはどちらも優劣付けがたい魅力があります

厚みがある分、G7のほうが安定して撮影できるかと思いきや、グリップの形状ややラバー点でGRデジタルのほうが指がかりがよく、く安定して撮影できます。まあ、自分はGRに慣れているってこともあるんでしょうが・・・

調べてみると、G7やG9用には、別途グリップが市販されてるようです
「R.FRANIEC G7専用グリップキット」

父親は、レンズ収納時にフラットになっているカタチがもうひとつ気に入らなかったようですが、先代のG5やGRの兄弟機のGX100のような、「でっぱり」・「レンズキャップ」がないほうがいいと思うんですけどね



G7は、上面左が感度ダイヤル、シャッターのまわりにモードダイヤルと電動のズームレバーがあります

感度ダイヤルは、正直GRよりも使い易く、いまどきのデジイチにもぜひほしいダイヤルだし、G7の「らしさ」の演出でもあるんでしょうが、後述するように400以上の高感度がほめられたものじゃないこともあってあんまり実用的ともいえないなあという感じです

いっぽう、モードダイヤルは、GRやデジイチと同じように使えるし、設定メモリーがふたつまで登録できるのもGRデジタルⅡと同様でここは優劣なし

電源ボタンとシャッターボタンとズームレバー

ズームは人差し指の操作。シャッターボタンの形状や感触はGRに軍配か!?

G7の光学ファインダーは視度調整付でズームに連動しますが、サイズや明るさの点では、GR用の外付けのGV-1やGV-2とは比べるようなモノではありませんが、それでもないよりはずっとよいですね

もっとも、G7もGV-1もデジイチやEVFカメラのようにファインダーに撮影時のフォーカスポイント等が表示されるわけではないので、きちんと撮影しようとすると液晶モニターを頼るわけで、まあオマケ&スナップ時の安定撮影には役立つ程度です

バッテリーは、KissデジタルのNやXと共通の小さいタイプ。記録メディアはHC対応のSDカード。

あまり持ちはよくなかったです。

「ショートカットキー」

GRデジタルⅡのFnキーと同様に、「AEロック」や「ホワイトバランス」、「画質モード」等から、ひとつだけ機能を割り当てることができます

GRのFnキーと違ってよいところは、ボタンを押すだけで順番に変っていくところ

ただ、「AEロック」のように、単にオンとオフと切り替わる機能なら同じなんですが、フォーカスモードやホワイトバランスを割り当てたときはGRデジタルの場合は、Fnキーを押してから背面ダイヤルと上下ボタンで切り替えなければならないので、右手親指でふたつの操作はしないといけません

G7では、NDフィルターのオンオフもメニューやショートカットキーでできるのが特徴ですかね



「マニュアル機能」

G7のマニュアル操作は、GRのような絞りとシャッター速度の2ダイヤル式ではなく、背面のジョグダイヤルと十字キーと右上の丸い切り替えボタンで行います

右手のグリップ感がもうひとつということもあって、操作の感触はダイヤルも十字キーの押し込みもいまひとつだし、「絞り」と「シャッター」と「EV補正」の切り替えが同じジョクダイヤルなので、慣れないとまごつくことになります

EV補正をやりたい場合は右上の丸いボタンを押して、ジョグダイヤル操作

GRデジタルでは、背面のデジタルズームレバーをEV補正に割り当てているのに慣れていることもあって、ワンアクション入ってしまうG7では慣れの問題でしょう



「顔認識AFとマニュアルフォーカス」

G7のフォーカスモード「マルチ」「中央」「顔認識」の三つ
マルチ

左の丸ボタンを押してジョグダイヤルでモードを切り替えると「顔認識」になります

独立したワンボタンがあったほうがいいような気もしますが、慣れてしまえば、切り替えはシームレスでできるようになっています

G7のAFロックとマニュアルフォーカスは、十字キーの上が「MF」を押し込みます

MFモードになると、液晶モニター上に、距離計と中央が拡大ズームされて表示されます


このあと、ジョグダイヤルでフォーカスを微調整したりできるし、1m以下になるとcmごとの距離計に切り替わります

GRのように絞りに連動した被写界深度は表示されませんが、調整ステップはG7のほうが細かく、中央の拡大フォーカスと合わせた液晶画面での「ライブビュー」のつかいやすさはG7のほうが上

晴天屋外での視認性は確認できませんでしたが、液晶も精細なので拡大フォーカスでかなりシビアに調整が可能です

なお、GRの場合は、フォーカスをロックしてから、上下のキーで焦点距離を大雑把にステップでき、また絞りを変えて被写界深度が目安と表示されるのが特徴ですが、どっちかといえばデジイチにょうにシビアにフォーカスをみるんじゃなくて、深度で調整しろよ・・・的な設計思想を感じます

でもね、デジタル画像って、自分の場合は必ずピクセル等倍で見るわけで、600万画素ならいいけど1000万画素まで増やして、結果的に「許容錯乱円径」が小さくなるはずだし、35mmやAPS-Cよりも、もともとも深度が深い1/1.8サイズのCCDとはいえ、あんまり深く絞れないわけなので、レンズのフォーカスがよりシビアにほしいときもあるんですよね

あとは、どっちにしてもせっかくデジタルなんだからバー表示じゃなくて、SONYのHDVカメラ(FX1やFX7)のように実際の距離を数字で表して欲しいものです



「G7のその他の調整や設定機能」
ダイヤル中央のファンクションとメニューボタンの機能を覚えてないのでまごつきましたが、ファンクションボタンを押して十字キーでモードを切り替えます

画質モード

G7は、RAW記録ができないので画質モードで楽しんでいくのがたぶん楽しい。画質モードをショートカットにしておくのも実用的かも・・?

キャノンのHDVカメラと似たインターフェースは、GRのほうがシンプルだし、前後の2ダイヤルですばやく操作ができることは確かですが、G7のほうが多機能なのでしかたないですね
それでもビデオカメラのHV10の操作ボタンよりはずっとやりやすい

NDフィルターもショートカットに当てるか、ファンクションで入り切りを選ぶ

あるいは、2つまで設定を保存できるモードにメモリーしておくのが正しい使い方のような気がしますがどうでしょうね

たとえば、晴天屋外用には、「NDオン」「あざやかグリーン」とか・・・

なお、G7をいじってたら撮影したJPEGを、画質モードで変換する機能もあるようです

G9だと進化して、RAWからいろんな現像パラメーターでJPEGにできるのかも・・?(未確認)

しばらくG7ネタは、つづく(予定)


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0