EOS6D MarkⅡとライブビュー向け「IS」レンズチョイス [EOS 6DMarkⅡ]
ライブビュー撮影機能が先代から大きく進化した6DMarkⅡ用に「IS」搭載ズームを検討していたのですが、ズームは先送にして、比較的軽量で明るい35mmISを使ってみることにしました
EOS6D MarkⅡ EF35mm F2 IS USM
35mmの単焦点といえば、EOS MとEF-M22mmがまんま同じ画角です
バックナンバー：EOS Mベイブルー ファーストインプレッション 2014-12
初代EOS Mと22mmレンズはとってもいい組み合わせだったのですが、手ブレ対策がまったくなかったのでいまだにEOS Mはイケてないなあと感じざるを得ません。
そういった点では、6DⅡと35mmISって、この組み合わせのフルサイズ版の進化型ともいえるかもしれません
はじめはIS搭載のズームを買うつもりだったのですが、方針変更してIS単焦点
うちの主砲であるF2.8の24-70ズームは、軽量な6Dと組み合わせたとしても、気軽に持ち出すには取り回しが悪くライブビューには向かない
その点では500gを切っている17-40mmのほうが6Dとのマッチングがよいのですが、それでもライブビュー撮影では手ブレマージン確保のために最低シャッタースピード設定に気をつかうのがちょっと面倒
1DXなら最低シャッタースピードを設定できるのですが、6DⅡはそのあたりがちょいとスペック負けしてるので、ISに頼らざるを得ないのが仕方がないところでキットズームの「24-105STM」か「24-70のF4」がベストマッチでしょう
といっても、一番軽い24-105のSTMズームでも500gはあるし、テレ側の暗さとかも気になったりと決め手に欠けるし、たとえば、ストリートスナップ用に1DXと135mmF2のサブに6Dを持ち出すときにはできるだけ軽いほうがいいわけで、おのずと単焦点に目を向いたというわけです
バックナンバー：KissX7 単レンズコーディネート 2013-08
IS搭載で軽さを優先すれば、24mm、28mmですが、どちらも一時期つかっていたことあるし、どうせならF2.8より明るさを求め要かと思うと、純正では35mmF2ISしか選択肢が残っていません
タムロン45mmも迷ったところはあるのですが、重さと像面位相差とのマッチングに不安もあって見送りです
というわけで、24ミリや28ミリよりワンサイズ大きい35ミリを6DMarkⅡに装着
この写真の撮影はLUMIX GX7MarkⅡと15mm F1.7レンズ
GX7とキヤノンの35ミリレンズがほぼ同じ重さなのと、6DⅡと35mmISだと、GX7Ⅱライクな、ライブビュー＆快適タッチフォーカスがつかえるようになるはずですが、撮影重量が約1kg前後ってところで、GX7から持ち替えると、やっぱりこれでも重く感じてしまいます
こんどのはAFの速さはまずまずですが動画でもつかえるくらいのUSMは静かだし、苦手意識のある35ミリという焦点距離もファインダーとライブビューのハイブリッドでつかえる6DⅡとなら、うまく付き合っていけるんじゃないかと期待を持っています
あとは1DXでつかっても我が家のEFレンズで最軽量なので意外に1DXの稼働率が上がる可能性もあります
ファインダー位相差もライブビューでもAFとフレーミングは快適
6DⅡにしていなければ、このレンズよりもタムロンの45ミリF1.8あたりをチョイスしたかもしれませんが、タッチAFも最短距離でもまずまず安定している感じです
EF35mm F5.6
17-40と同じ35mmで撮り比べたりしましたが、17-40をF8で撮影して、DPPでのDLOとディテール重視で出力したりDxOでのレンズブラーを掛けたものと、EF35mmF2のF5.6あたり比べると、中心からかなりの部分の描写は差がなく、周辺はさすがにEF35mmがきっちりしていました
EF17-40mm F8
それよりも暗いところで35ミリとはいえ、1/15秒や1/30秒でライブビューでも安定して撮れることのほうが恩恵がありそうです
EF35mm F2.8 1/20秒 ISO1000
今後、このまま35mmも17-40mmも出番が少ないようであれば、24-70のF4ISにまとめちゃうことになるかもしれませんが、しばらく愛用していきたいと思います
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