運動会 4K LUMIX [LUMIX G/LX]
GH4 G VARIO 35-100/F2.8 F3.5・1/8000秒 ISO200
機材は導入したばかりのGH4。使命はムービーなので、この日のメインレンズは、可変NDを装着した電動ズーム=45-175をチョイスしたものの、スチール用に35-100でも数カット撮ってきました
GH4になって、最高1/8000秒のメカシャッターがつかえるようになったものの、基本感度が200のせいか5月の晴天下では、露出制限かけた状態だとプログラムシフトではF3.5までしか絞りを開けられず
ま、換算200ミリといえど、実焦点距離は100ミリなわけで、F2.8まで絞りを開けても、フルサイズの200ミリや135ミリのような絵にはなりませんけどね
それでも、4Kフォトモードからの切り出しでも45-175と35-100の描写力やAF追従速度、動画時のO.I.Sの安定度はひと味以上の違いを感じました
さて、肝心のGH4の各記録モードでのビデオ撮りのレビュー
いかんせん、GH3に手を出したのが3月で、GH4にいたっては、まだ2週間
書き込みが安定しているUHS-1のU3のSDカードを入れたばかりだということもあって、VFR(可変バリアブルレート)をつかうのも初めて VFRや4KフォトつかえるモードがMP4に限定されていたりするので、録画モード切り替えに少々まごつきながらの試し撮りに終始しちゃった感があります
もちろん、メインの部員のお嬢さんの出番は無難に抑えてきましたが、マニュアル露出モードで、F8・1/60・ISO200で可変NDで露出調整をしていたせいか、45-175ズームで電動ズームしながらAFCでの追従が悪かったので、指が覚えていないAFロックのオンオフでゴールテープに近づいてくる徒競走は、ゴール手前でフォーカスロックしたまま操作にまごつき、テープを切るあたりでは完全に前ボケエリアに入ってきて失敗でした
フォトショップでもぼかしなしのキャプチャでこのままロックされたままスルーしていきました
1/60秒なのでそもそもスチルだと流れてますけどね
テレ端が換算350ミリ相当(4:3なら)と一般的なビデオカメラだと10倍ズーム程度とはいえ、1/4インチのビデオカメラと違って望遠側と広角側のフォーカスズレは大きいし、そこそこ早いはずのX VARIOと最新空間認識AFのGH4を使いこなすのはなかなかにきびしい
三脚に据えて、もっと遠目から狙ったほうがよかった
そんなわけで、GH4運動会撮りレビュー
4Kや4Kフォトモード、60PのAll-Intra200Mbpsや100Mbps、VFRで撮ってみましたが、いろいろ気づくことがありました
ファインダーと露出
- GH3より格段に見やすくなった有機ELファインダーと大きくなったアイカップのおかげで視認性は最高レベル
- M露出+可変NDフィルターによる露出目安は、ヒストグラムよりも105%に設定できるゼブラがつかいやすい
動画時のAF
- 4KモードではAFがなぜか遅く、FHDの60Pモードとかなり違う
- スチルではつかえるAFロックとピーキング&拡大フォーカスは動画のレックスタート後ではほぼ無力
あとで調べてみると、4Kモードでは「4K動画のフルピクセルを読み込むための負担がかかり、オートフォーカスのスピードが落ちる。」
http://www.upitivity.com/gh4_autofocus/
やっぱりね
これは4Kフォトモードでも同じだし、動くこどもをAFCでフォローしてるとフォーカスがフラフラしています
4K動画は動きの少ないはずの「組体操」でつかってみたんですが、撮ってる最中にEVFでもわかるくらいで、途中からAFSに切り替えたりしましたが、テレビに出力しながらコマ送りして、JPEG保存しようとコマを送ってみたりしました、動いてるものでジャスピンのコマはほとんどなかったぐらいで、動画用に1/60秒設定がアダになってせっかくの800万画素ももうひとつ
それでも、まったく見失っていた被写体が4K動画から救えるチャンスを考えると、4K動画は「保険」でもあるでしょうが、熱問題の解消ととプロセッサの高速演算化がフォーサーズセンサーで「4K・60P・高速AF」が実現されてからかな?というのが正直なところ
4Kフォトモード
そもそも、うちのテレビが4Kじゃないからいいところが見えてこないし、そもそもが上下左右に揺れる手持ち動画で4K解像度を動画や切り出しでつかうにはNDフィルターなんて使ってる場合じゃないよう・・・
GH4 35-100mm F2.8・1/5000秒 ISO200
その点、ファームアップで導入された4K動画モードは、画角も3:2や4:3が選べて、高速シャッターでの秒間30コマ連写と考えれば、はやはり新時代
レンズの差はFHDテレビでは深度やコントラストの差が識別出来る程度ですが、静止画用としては大口径ズームや単焦点で、できるだけ高速シャッターにして、きっちり撮っておくべき「スチル」用モードと理解してつかうべきですね
VFR
せっかくの機会なのでVFRを96fsに設定して、徒競走、玉入れ、ダンスでお試し
オリジナルは音声なしですが、Premiereに読み込んで別ショットの音声トラックに乗せてます
もちろん、顔がわからないようにぼかしてますが感じはつたわりますかね
スローモーションでは、解像感が落ちてるようにみえるので調べてみたら、やはりもとの解像感をキープできるのは60fsが上限のようですが、1/2スロー程度だとあんまり面白くないだろし、
http://www.upitivity.com/gh4_slowmotion/
それにしても、HDVでVFRを「なめらかスロー」で搭載してきたFX7の頃は20秒撮影して6秒間にテープ録画できたものの、処解像度はVGA程度だったことを思うと、ものすごい進化です
ま、自分のこどものゴールシーンを作品風に撮りたい場合には、通常撮影とVFR用と2台のLUMIXが必要ですけどね
あれれ、またまた tochi さんが!
by らしゅえいむ (2015-05-25 22:35)