新旧PENTAX K-01 V.S K-5Ⅱs [PENTAX]
撮影 K-5Ⅱs
マウントが同じ一眼レフとミラーレスの関係からいえば、メインとサブとして導入順序が逆というべきか?
あるいは、ステップアップの順からいえば「ミラーレスから一眼レフ」という見方をしても、発売日の時系列からいえばK-01のほうが半年発売が早いわけで、
ともあれ、K-5Ⅱを使い出して最初に気づいたことは、撮影後のクイックビュー表示速度がK-01に較べて格段に遅いこと
あとになって知ったのですが、K-5ⅡのLSIチップはK-01より古く、クイックビューの速度だけでなく、動画ファイル形式もH.264ではなくK-X世代と同じMotionJPEGだとは気づかなかった
とくにクイックビューの表示までの処理遅れは顕著で、レンズの歪みや収差補正等をオンにしても、ほぼ気にならないタイムラグで液晶に表示されるK-01に対し、K-5Ⅱは補正機能をオフにしても明らかに待たされます
昔のニコンD200のフジフィルム版のS5Proも遅かったけど感覚的には同じで、ここ数年乗り継いできたキヤノンやニコン、マイクロフォーサーズLUMIX等の歴代のどの機種より遅い
撮影 K-01
レンズ補正をオフにしてつかえば、同じチップ搭載のK-xやK-7とくに遅くは感じなかったのでK-5Ⅱになって記録画素数が増えたせいなのか?
ま、発売日と開発日は前後してるんでしょうから搭載する画像処理エンジンがK-01のほうが新しくても当然だし、いまはK-3世代なのK-01よりも処理速度などはさらにではよくなってることは間違いないでしょう
調べてみるとK-01と搭載チップが同じなのがどうやらK-30
K-5とK-30を比較されているオーナーの方のブログを拝見するとよくわかります
http://history.hatenablog.com/entry/2013/06/11/232301
一方で、ローパスフィルターセンサーの解像感と-3EVの低照度のAFモジュールの恩恵は絶大で、K-01よりも細部描写と暗いところでのオートフォーカスは確実にK-5Ⅱsが素晴らしい
前後2ダイヤルの操作性によるプログラムAE時の絞りシフトと感度の切り替えはK-5Ⅱがやりやすく、なぜかK-01の背面ダイヤルではPモード時に絞りのシフトがつかえないことに不便を感じてPとAvを切り替えてつかってきたストレスがなくなります
ま、このあたりの操作体系が違うのは一眼レフとミラーレス、あるいはエントリーとミドルのラインナップの差別化として当然なのですが、K-01で機能省略された電子水準器と自動水平補正はもったいないですねK-01にマークⅡが出てくるとは思えませんが、絶版になってから色を変えて再発売されたぐらいPENTAXユーザーには支持されていると思われるだけに期待はしたいところです
とくにコンパクトズームMX-1にも搭載されている水準器は背面液晶撮影スタイルカメラでは必須機能
K-01でつかいづらいゴム製のSDカードスロットカバーと、あると便利な2ダイヤルは、デザイナーの障壁があるので無理でしょうが、エアギャップレスの背面液晶ガラスの採用や動画の60P読み出し対応や撮影時のHDMIスルーアウト対応等に銘打って、LPFレスのセンサーを搭載した動画機能強化モデルとか出してくれると、K-5Ⅱsには未練なくK-01マークⅡに行けるんですけどね
とくに動画機能に関しては圧縮率もフレームレートもEOSに較べてもうひとつ
EOSやNIKONがリードしている動画中サーボAFもいいけれども、K-01には赤ボタンにピーキングを割り当てて、フォローフォーカスがつかえる強みもある
それと・・・バッグから取り出すときに不意に動いちゃう電源レバーももう少し固めにしてもらえるとよいことと、グリーンとレッドのカスタマイズ機能に加え、親指で押せる「PLAYボタン」を含めたアサイン機能があるとよいのですが
K-5ⅡのAF性能とファインダーと上品なシャッターは確かに魅力はありますが、自分の場合、イベントごとにはフルサイズEOSを持ち出すので、この先K-5Ⅱは手放すことはあっても、K-01は手元に残しておきたい銘器かな
でも、次期「GR」に手ブレ補正が入ってきたら・・・
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