2012春のニュー機材その2 原点復帰のLUMIX GX1レビュー [LUMIX G/LX]
我が家のM4/3は「箱型GF1と20mmレンズ」が原点
撮影:KissX4 60mmMACRO
発表当時は動画機能とマルチアスペクト非対応で見送ったGX1ですが(関連記事)、EOS用レンズの入れ替えの機材整理の一貫で、GH2とGF2やズームレンズを処分しGX1と20mmに統合することにしました
白いGF1と20ミリレンズで始め、G1、GH1、GH2と続くファインダー搭載モデルシリーズとフルHDステレオムービーにひかれたGF2と乗り継いできた我が家のミラーレスLUMIXの系譜
コンデジ以上デジイチ未満 ~ DMC-GF1(2009.12)
なんだかんだで、日常や通勤時に持ち出すのはビューファー付のGH2より箱型のGF2だし、行楽のときはEOSをメインに持ち出すからカメラバッグでじゃまにならない箱型になっちゃうんですね
電動ズームが登場して、GH2でもGF2でもビデオカメラ同等以上の使い勝手と広角動画が撮れるようになってきたんですが、広角はフィッシュアイをつかうし、室内撮りでは明るい20mmをつかうことが多いからほとんどつかっていなかったのが実際のところです
GF2の最大の不満点は、GH2に明らかに劣るS/N感
もとより800以上には期待していないM4/3センサーですが、GF2では基本感度でも目に付くショットがあり、みためやグリップ感や操作性ではGX1には、まったく不満はないものの肝心のJPEG画質がね
もちろん裸で比べると、GX1のグリップや高級感はありますが、実際、皮ケース武装のGF2から持ち替えてみると小指のかかりや手に触れる感触もGARIZケースGF2のほうがしっくりくるのがちょいと複雑な気分なので、早々に同じタイプのケースを発注しました(関連記事)
14-42の手動ズームもGF2とセットで知人に譲ったし、残るは8mmフィッシュアイ
フィッシュアイはこのGX1と20mmと魚眼だけになり、あとは外付けビューファインダーをどうするかだけです
ビューファインダーはとりわけ低照度で20mmレンズをつかうときの手ブレ抑止と、他社マウントでマニュアルフォーカス時には事実上必須アイテムですが、マウントアダプターは自分はほとんどつかわないでしょうね
チルトする外付けライブビューファインダーは、いちいち液晶を反転するGH2よりも業務用ビデオ的にローアングルが撮れるわけで、これもGX1の真の価値じゃないかと思いますが、通勤かばんに収まりが悪いのと、撮影後のプレビューや接眼時に自動的にセンサーで切り替わるGH方式に劣るところが使い勝手の点で気になるところなんです
GX1レビュー
最初の週末は、いにくの雨の上にこどもの参観日だったりちょい撮り程度ですが、ウェストポーチにすっぽり収まる20ミリ+GX1をもって、散りゆく桜などをちょいスナップしつつ新機能のジオラマモード中心に使い勝手のテスト
まず、二軸電子水準器はやっぱりすばらしい
ただし、慣れてないせいか水平と垂直合わせにとっても手間取り撮影テンポが悪い
液晶全面にフォーカスあわせができるようになったのも、小さいバリアングル液晶のGH2よりも恩恵が大きい
また新機能の、自動拡大のスポットタッチフォーカスモードもつかいやすいんですが、微妙な「間」があって、さらに撮影テンポが悪くなるので通常のワンポイントフォーカスに戻しました
とりわけプラスRAWとジオラマモードはバッファと処理チップの問題か、記録時間があまりにも長すぎて、コストを抑えた感が残ります
ジオラマモード☓フォトショップHDR
ダイレクト操作のできるFnボタンも、一番押しやすいFn1にはとりあえずアスペクト変更をチョイスしてみましたが、ジオラマモードのマスキングエリアが縦撮りにしたときに自動で切り替わらないのがちょいと不満
ほかにも、GF1の頃から、唯一気に入っていたマイカラー「PURE」(関連記事)がなくなっているのは事前調査不足でした
Kissと同じ方式で慣れてるはずの電源スイッチも、電源を入れる親指操作はOKだけど、人差し指で電源を切るのは、Kissと違ってボディグリップに厚みがないせいでしょうから、こいつは注文した皮ケースが到着してからでしょう
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