TM350 おっかけフォーカス [TM350]
最近のパナソニックのお家芸「おっかけフォーカス」
ルミックスのFT1と同じ機能なので目新しさはないんですが、TM350の場合「おっかけ」の設定を液晶で行うのが新しい!
実際のとこ、FT1では実用でつかったことないし、自分にとっては、どーでもいい機能なんですがとりあえず試してみました
ちなみに編集VideoStudio12ではじめて、AVCHDで読み込み、プロキシで編集して出力しています
これくらいの尺なら、待ち時間もほんの数10分・・・
ビデオスタジオは、OSがXPのせいか、性能不足かはわかりませんが、AVCHDを読み込むと、すぐにフリーズして死んじゃうことが多かったんですが、パッチファイルを2つ順番に当てると改善されるようです
・・で、このおっかけフォーカス
まず、マニュアルモードではつかえません
追っかけをせずとも、タッチ操作によるスポット露出とフォーカスロックとしてはつかえるはずなので、できればマニュアルモードでもできるようにしてほしいんですけどね
液晶画面上で「追っかけ」をタッチすると、「被写体にタッチしてください」のメッセージのあと、赤いシャツをタッチすると、待つこと1秒程度で照準がロックされます
個人的には、いちいち「追っかけボタン」を押さずとも、おまかせiA中なら、ダイレクトにタッチして開始できるようにカスタマイズできるようにしてくれ>パナソニックさん
だいたい、おっかけ操作に限らず、このカメラは、どの操作をするときもいちいち聞いてくるのがうっとうしい・・・
操作を設定したら、「○○に設定されました」とか・・・
まあ、「愛情サイズ」のカメラなんだし、「それがいやならSONYやキヤノンをお買いなさい」ってとこなんでしょうが、どうせなら「せっかちモード」・「愛情モード」・「老眼モード」みたいなGUIを選べるようなことをやってほしいですね
なお、この日はいい天気だったのでNDフィルタをつけてお散歩
HDVと違って、撮影後に絞り値が確認できないのがいまいちなAVCHDなんですが、1/60秒シャッターはNDはやはり必須だし、オート撮影でも1/4インチということあって、小絞りボケの回避のためにもマメにつけたほうがいいんでしょうね
我が家にずいぶん前からある43mmのパナソニックのNDフィルター
おそらく、以前のDV時代のDJ100用に買ったものだと思います。
NV-DJ100も、小型の3CCDとして当時はSONY VX1000のサブとしていいカメラだったんですが、電子式の手ブレ補正を入れると画角も狭くなり、画質も劣化するという、いまいちな仕様だったことを思い出しました
たしかビューファーもなぜかワイド仕様で4:3にすると小さくなる・・・
もうひとつ、Panaの初代DVカメラのDJ1
こいつのでっかいファインダーとアバンギャルド?なルックスはよかったんですけどね
画質はSONY VXにおよばなかったけど、ターボズームとかブラックボディとか・・・
AVCHDでもこんなカメラはユーザーは待ってるぜ>パナソニックさん
以前のビデオカメラたち↓
http://bebe1998.net/dvc/history.html
NV-DJ100
昔の写真を探してみたいけど、これ一枚だけみたいです
撮影 Panasonic CoolshotMEGAII 1024×768 1998.8 三重県御在所岳にて
なんといっても1998年。自宅でパソコン買って、デジカメをはじめてつかいはじめた頃でした
当時の行楽のお供は、もっぱら、デジカメよりもDVばかり。
メインはVX1000とPC7のSONY派でした
それにしてもいつのまんか、この縦型パスポートサイズのPC7のスタイルはAVCHDでは皆無だし、HDVでもキヤノンがHV10でおしまい・・・
Xactiスタイルがホームムービーとして人気がないのは、あのカタチじゃなくて、画質やスタイルなんじゃないですかね
TM350 ビューファインダーとマニュアル操作 [TM350]
ビューファー搭載を理由に決めたTM350
欲をいえばデジイチムービールミックスGH1と同じ144万ドットの高精細液晶を積んでほしかったところです
前記事で触れたように、とくに手持ち・望遠側でブレを抑えようとして、ファインダーを押し当てて安定させようとすると、引き出し式で接眼部だけが眼鏡に当たるようになるTM350の場合、撮影中に滑って使いものにならない・・・
持ち方を工夫して、掌を顔に当ててファインダーが直接眼鏡に当たらないようにすることもできるんですが、これだと左手の操作ができなくなる・・・
とりあえずの対策がコレ
昔のカメラにつかっていたゴムのアイカップなんですが、接着するわけにいかずひと苦労しました
ちなみにHV20のファインダー接眼部もラバー素材ではないんですが、引き出しタイプではないのとカメラ自体の幅が広いのが幸いして、本体背面を頬で安定させつつ覗くことができるので、不便を感じたことがありません
ちなみに、最近の小さいビデオは皆同じなのかもしれませんが、ビデオカメラなのにショルダーストラップが付属されていない・・・
それだけならコストダウンとして容認はできますが、ショルダーなりリスト用なり、ストラップなりの取り付け金具や穴も開いていないので、トラップ装着もひと工夫が必要です
説明書をみたら、リストバンドの根元に「別売り」のショルダーストラップをつけるように解説されてましたが、TM350の場合は、確かにこの場所か三脚穴を利用するしかない
とりあえずはHV20に取り付けていた金具と市販品のストラップを拝借して装着
手のひらに収まるくらいカメラが小さいので「首から下げるひとは少数派だろうし、落下防止のストラップは必要ないでしょ?」がPanasonicの考えか?
撮影してるときは要らないけど、ジュースのプルタブ開けたり、携帯つかうときとか、ちょっと両手を使いたいときとか、ポケットに仕舞えないものにはストラップは必要です
さておき、ファインダーアイカップ
素材がゴムならカップタイプでなくともよいので、常用できそうな別のものも試そうと思ってますが、やっかいなことにTM350は主電源とは別に、液晶モニターの開閉とビューファインダーの引き出しで電源が連動する仕様
さらに、クイック撮影開始モードを選ぶとファインダーの引き出し直後に超クイック撮影ができるようなので、ファインダーのカップの「ブーツ」の部分が、飛び出る部分と干渉しないように取り付けないといけないっていうわけです
みためは今一歩ですが、じゃまになる部分をハサミでカットしてこんな感じで、電源が切れる根元までカチッとはまります
とまあ、そんなわけで、TM350のプチ・カスタマイズ
まだ屋外に持ち出すと、見た目はさておき、この大げさなアイカップの視認性と手持ち撮影時の安定性が飛躍的に向上します
これでビューファーをみながらの「WB・シャッタースピード・絞りとゲイン」設定する「以前は当たり前の操作」が液晶のタッチに頼らずできるTM350の操作性がこれで生きてきます
マニュアル操作
そもそも、HV20でも同じなんですが、液晶を開いてアングル調整すると、こんなヒンジのすぐ側のボタンは操作できないわけで・・・
ちなみに、液晶タッチをつかわずに、WBとシャッターだけを固定にして露出をカメラ任せにしたい時のやり方が最初判らなくて戸惑いました
ようするにシャッタースピードは1/60秒固定にしてWBと露出とゲインはオートにする手順ががわかんないんですね
各設定項目は「FUNCTION」ボタンでWB→シャッター→露出/ゲインと切り替わり、かならずどれかの値に設定しないといけない・・・
WBは「オート」を選べばOK。シャッターは「1/60秒」に設定、次にボタンを押しちゃうと露出調整に入っちゃうのに、「オート」の項目がないし、設定状態から抜け出すこともできない・・・
露出のロックとマニュアル調整をするにはこの手順でいいんですが、これじゃあWBだけ設定して、シャッターも露出も自動にしたい場合はどうすりゃいいのさ・・・??
結局、回避方法は、液晶を開いて、タッチパネルをつかう方法がひとつ
液晶を閉じたままの唯一の回避手段は、
「WB→シャター設定の後、FUNCTIONボタンを押さずに、「フォーカスロック」ボタンを押すこと」
結果として、フォーカスロックボタンが、FUNCTIONの設定状態から抜け出す機能としてつかえてるだけのこと
「いったんマニュアルフォーカスボタンを押して、また戻す・・・」
少なくとも取説には書いてない
やっぱりシャッターも露出/ゲインにも「オート」の項目はいるんじゃないの????>パナソニックさん
TM350の手ブレ補正と低照度・おまかせiA [TM350]
さて、450gのTM350・・・
通勤バッグに入れるのも小さく、軽いのはいいんですが、その分テブレもしやすいし、操作ボタンも窮屈です
また、Panasonicだけに限らず、40ミリを超える広角画角は、「みなとみらい」でつかうにはなかなか難しい
とりあえず仕事帰りにいつもの夜景を撮ってきました
まずは、おまかせiA=自動感度と、マニュアル露出比較ムービー(Youtubeはこちら)
先に感想書いちゃうと、風景撮りは広角側のアクティブ手ブレ補正もやっぱり三脚のような安定画面とはいきません
旅先の記録的な使い方ではなく、”動かない”被写体がメインの場合には
カメラ側が「ほとんど揺れてない」と「まったく揺れてない」とでは天と地ほど違うわけで
これは、結局ビューファインダーをつかって安定度をプラスして慎重にとっても望遠側では劇的な効果は感じられず結局は三脚の出番です
しかも、期待のビューファインダー
これがまた、小さいのはよしとしても、表面のラバーがなくメガネをかけている自分としては、画面を安定させようと押し付けようとすると、ズルっとすべっちゃうこと数回で正直、つかいものにならない・・・
こりゃいかんということでなんらかの対策が必要で帰宅後に過去のカメラのパーツを探して、おそらくDV自体のVX2000のアイカップを発見しなんとか装着したのがコレ
見た目は大げさながら、ミニシューティング風になってカッコはよいんですがつけっぱなしだと携行性は悪いし、引き出すことによって電源と連動するTM350ではもう少し工夫が必要ですね
ズーム
アイカップについては、別あらためて触れることにして続きのムービー
三脚と手持ちでのズーム操作したカットを掲載してみました(Youtubeはこちら)
・・・ね。手持ちだとすぐ判っちゃうし、カットをつないでいくときも揺れているのと揺れてないのが混じるとなんか気持ち悪くてたとえ作例的に撮ったものでも編集する気が失せます
それでも、ズームのカットを入れる場合は、やっぱりデジイチムービーではできない滑らかなズームがあると動きがでるので、5Dのカットとうまくつかいこなせれば楽しくなりそうです
なお、ズームコントロールは本体上面と液晶のフレーム
リモート端子はHCM45と違い搭載なく、付属のワイヤレスリモコンしかありません
ズーム倍率は、光学12倍と、いわゆるクロップによるスマートズームの16倍をメニューで選べます
説明書では、16倍ズームにすると「地テジ放送相当=水平1440」相当の解像度に落ちるという注記があるものの、光学ズームとの切り替わりについての解説はありません
ちょっと見た限りでは16倍も実用面では十分な感じがしますが、日中に手持ちで撮影したのは、いかんせん画面が揺れてるのでいまのところ正直判断がつかない
マニュアルフォーカス
TM350は、他社のような割り当て可能なコントロールダイヤルの代わりにレンズ周りのリングが、ズーム・フォーカス・ビューファインダー使用時のコントロールダイヤルの機能となっていて、なかなかよく考えられています
手動ズームをつかう機会は、この手のカメラではまず出番はなく、デジイチムービーや高倍率ムービーと違って被写界深度でボケをコントロールすることも滅多にないんでしょうが、ちょいと試してみました(YouTubeはこちら)
うーむ・・・リングの回転に対するピンの反応があまりも「ダル」で一回の操作でピン送りができずに、リングを持ち替えないとだめみたい
ただしビューファー覗いた状態で、MFボタンを押してリングを回すと、自動的に数秒間中央部が拡大されてかなり正確にピントが追い込めます
この機能はDムービーでも5Dムービーでも撮影中はできない機能・・・
これがあると、デジイチムービーでの撮影中のマニュアルピントフォローもかなり向上すると思うんですがね~
アクティブ手ブレ補正
TM350の手ブレ補正はアクティブと通常の2種類
わかりやすく押しやすい場所に「O.I.S」ボタンがあり切り替わります
説明書では「立ち止まって安定した状態で撮れるときは通常の手ブレ補正がおすすめ・・・」と読み取れるような記載がありますが、正直よくわからない
カメラをパンしたりすると違ってくるのかな?
ちなみに、「おまかせiA」モードのときは、手ブレ「切」は排他になるようなので、三脚撮りするときはマニュアルで撮れってことかな?
というわけで、カメラ動かしながら歩き撮りお試しムービー
見苦しい点はご容赦ください
前半部分は「おまかせiA」です
本体をもっての撮り歩きは手首がきつかったり、軽すぎることもあって、マンフロットのテーブルトップ三脚を重り代わりにして歩いてみましたが、それなりに揺れを吸収してくれてるもののこんなもんでしょうか?
山歩き等なら、さらにマンフロットのスタイビライザーミニ三脚を併用するとよさそうですが、この手のスタビライザー効果は地面そのものが揺れるクルマや船から撮るときなどに本領を発揮しそうな気がしますがどうでしょうね(関連記事)
最後や例によって長いエスカレータームービー
ワイコン付けたら望遠側の手ブレ補正効果は落ちるかもしれませんが、広角側で歩き撮りするならワイコンも試したくなりますね
HV20と同じ43mm径は、ちょうどいいのがないんですよね~
いよいよAVCHD ~Panasonic TM350 [TM350]
前々回ネタの「そろそろAVCHD?ビクターX900」で気になりはじめちゃったAVCHDムービー
結局コレにしちゃいました
Panasonic HDC-TM350
DVハンディカム一号機の「VX1000」以来、オーソドックスなカムコーダースタイルのビデオカメラをかれこれ15年ほど乗り継いできたのですが、
今年になって5DMARKIIの導入とプラズマ用の資金調達のために、CANONの業務用HDV(XHA1)と、先行導入していたニコンD90デジイチムービーを処分しちゃっていたので、手元に残っているのはHDVカメラのみ(HV20)
我が家のムービーは、風景撮りはEOS5DMarkII、日常スナップムービー程度はルミックスFT1のみで、学校行事等でオールラウンドにつかえるわけではありません
「そもそもハンディタイプの家庭用AVCHDムービーが必要なんかい?」
「5D用のレンズを増強したほうが幸せ度は高いんじゃないの?」
という自分の中でのAVCHD時期尚早意見と
「プラズマVIERAやブルーレイDIGAでパソコンレスの視聴・保存環境が魅力」「最新技術のアクティブ手振れ補正で三脚撮りの呪縛からもっと気軽に撮れる?」
「EF70-200のF2.8も手放した代わりに、5D用のサブとして小型軽量ムービは趣味撮りにもいいか?」
・・・という肯定意見の結果、やっぱり根っからのムービー好きとしては、プラズマ導入したばかりの今がその機会っていう展開です。
TM350の選定理由
「一家に一台、こどもイベントから旅行や日常まで全部撮る」っていう選定基準ではないので、やっぱりコストパフォーマンスも含めて最後まで迷ったのは、ビクターのX900
X900以外にも、SONYのXRやCX、キヤノンのHFS11も含め珍しく迷いに迷いました
そもそも三板モデルとはいえ、愛情サイズ「ママ撮り用」の印象が強かったのと、Panasonicとメーカー自体が業務用でもHDVに参入しなかったので、SONYやCanon機のような過去のモデルチェンジ経緯等の予備知識がなかったこともあって、パナビデオはそもそもが候補外だったんです
実機とカタログで見る印象に近く、安っぽさが感じにくい「凝縮感」を感じる小型ボディで一気に最有力候補に浮上したのがTM350
標準バッテリーでの撮影自重量はSONYのCX520と同じ450g。
用途が被る我が家のHV20の615gより、150g以上軽いし、なによりテープやHDDがないスレンダーなルックスがナイス
もちろん画質面では裏面照射センサーのSONY機種やハイブリAFとのCanonやセンサーサイズの大きい他社モデルに対し、3板とはいえ低照度では弱かった同じ1/4インチセンサーの以前の愛機SONYのFX7(関連記事)から想定される低照度下での性能不足の予感はには室内画質は期待できないのは承知の上
あとは、一足先にTM350の兄弟モデル「HMC45」を導入している実家の父親から撮影したファイルを送ってもらったサンプル動画をVIERAで見る限りは必要十分な解像度の画質は事前に確認済みです
そんなわけで、他メーカーのライバルを押しのけて当確したTM350
最後の決め手は、「ビューファインダー装備」と「SDカード」
SDカードで、DIGAで直接BD-REにバックアップできる安心感は、HDVの数倍、パソコンでの扱いが面倒なAVCHDでは我が家では必須条件です
夏の終わりに、店頭に見にいったキヤノンのHF S11(関連記事)は、ビューファインダーとタッチ液晶じゃないのが落選理由
こんなに小さくて跳ね上げもできないビューファインダーでも、あるとないでは大違い
FX1やXHA1ぐらいのサイズと重さとワイドアングルであればハンドヘルドでも安定したカットを撮れる自信はあるのですが、この軽いサイズで液晶を見ながら動く被写体を追っかけながら画面中央に捉え続ける芸当は自分ではできそうもないし、手ブレ補正が強力になったとしても液晶を開いて風景スナップを揺らさずに撮る自信もありません
各メーカーの現行モデルでは、このTM350以外にビューファインダーを装備するのは、SONYのXR500シリーズ
裏面照射のexmorセンサーに、6枚絞り、VGA液晶に、アクティブ手ブレ補正
あとは、LANC端子ではなくなったけどワイヤードリモコン対応で三脚使用もばっちり
XR520がビデオサロン誌面に登場した時は、好奇心が大いにもたげただけに、客観的に見て間違いなくベストバイ
小さくてファインダーがいらないのならセンサー、絞りも同じ、CX500シリーズも同じくベストバイ
・・がSONYはメモリースティックとUSBなんですよね
我が家のDIGAは二世代前でUSB端子は当然搭載されていないしメモリースティックは昔から嫌い
そんなわけで、とりわけこれといった機能もなく、暗所性能画質にも期待なく決定したTM350
今回は、とりあえず昼休みにちょいと試し撮りしたムービーにてブログデビュー
さて、期待のビューファインダーは・・・・つづきます