X7 リターンズ その2 EF28mmと像面位相差スナップ [EOS Kiss・EOS M]
朝、昼、夕とレンズをかえつつスナップ撮りやピントチェックしてみたのですが、ファインダーでの位相差AFは強めの前ピンと判明
しょうがないのでライブビュー像面位相差でスナップしてきました
X7 EF28mmIS LVF(ライブ1点AF)
ちなみに日中に18-55ズーム付けてファインダー撮りしてきたのは、F8で絞ってたもののJPEGでは前ピンのせいでボケ量産。
DxOのレンズブラーで強めにシャープネスかけてみましたが等倍チェックするとほとんど全滅って感じ(⇒Flickr)
ライブビューでの像面位相差も、逆光でネコの顔にフォーカスポイントをもっていくと露出を調整してから合わせようとするせいなのか、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまい撮れたのがこの一枚だけ
ほかにも28mmISだとレンズの繰り出しが重いのか、拡大してから測距させないと大嘘ついたままシャッターが切れることも判りました
ライブ多点AF
ともあれピンボケの原因がレンズではなく、X7にあることは間違いないので近くサービセンターで調整してもらうことにします
というわけで、夕方に28mmISに付け替えて、像面位相差ライブビューで撮り直してきました
ただフォーカスが来ても、カメラJPEGでは、太めの輪郭のアンシャープマスク処理と相まってか、レンズ本来の解像感がでてこないので、DPPでDLOをかけるか、DxOでのRAW現像でようやくプライム28ミリの解像感が垣間見えてくる
フォーカスさえきっちりしてれば、RAW現像は、DPP(DLO必須)でもDxOでもどちらも遜色ないので、ピクチャースタイルをつかいたいかどうかなんですが、28mm単焦点のAPS-Cクロップだから歪曲や周辺光量落ちは気にならないと思ってたけどDxOで補正入れてみるとそれなりに歪みと周辺減光が落ち込みがあることが判ります
なお、像面位相差で、月を狙ってみましたが、「嘘」つかれないように、タッチフォーカスしてから10倍に拡大した上でAF作動させてます
とはいえ、IS搭載の28mmとライブビュー撮りするためにX7をカムバックさせたわけでなし、初代EOS Mと並んでAFが遅い烙印を押されているK-01よりも使いづらいんじゃガンレフつかう価値がありません
夕方の光はまだマシですが、日中は液晶見えないし、第一小型化されてるバッテリーの消耗が激しすぎ
期待のEF28mmF2.8ISの描写力は、APS-CのX7でもそれなりにかっちりしていて満足
先代X7は20mmのコシナフォクトレンダーとシグマ30mmが相棒でしたが、2代目はEF28で行けそうです
蛇足ながら、我が家でのピントズレのチェックをご紹介
X7にマイクロアジャストメント機能がついてたり、シグマドックがつかえるレンズで調整するときと同じやり方です
まずは室内で、三脚に載せて適当な距離でカメラを設置し、HDMIで液晶テレビにライブビュー映像を37型の液晶テレビにモニター出力
事前にAF方式をクイックビュー(位相差)に切り替えておきライブビューで中央一点で測距させてからモニター映像を拡大します
撮影:K-01(※K-01は微塵も外さず一発合焦するのが偉い)
的当てはなんでもいいんですが、今回はAmazon箱のバーコードにしてみました
液晶テレビでピント拡大チェックするとご覧のとおり
シャッター半押して測距を繰り返しても、位相差(クイックビュー)だと合焦音が鳴ってもフォーカスが来ていない
チェックしたレンズがフルタイムMFの28ミリなので、フォーカスリングをテレ側にちょい送ってみるとフォーカスが合いますから、いわゆる前ピンってやつですね
AF方式は像面位相差に変更するとフォーカスが来ましたから、こっちのほうは気まぐれだけどいちおう正確に合焦します
5Dでも同じことをやったり、距離を変えてみましたが、28mmレンズは5Dでは問題なし
X7だから、換算焦点距離は約45mmなので5Dより判別しやすいのですが、位相差だとリモコンの「5」を何回狙ってもダメでした
というわけでX7の再レビュー
あらためて気づいたことをまとめると
- X7には手ブレ補正レンズを強く推奨
- DPPとDLOが使える純正レンズか、DxOを推奨
- 18-55はSTMにこだわる必要なし、EF28mmでも重く感じる
- ファインダーつかってなんぼのKiss
- 風景よりスナップ・人物ならJPEGでもOKだけど、風景や建物(とくに遠景)ではPENTAXが上
- ライブビューの露出精度がいまひとつ
- 日光の下ではほんとにみえない液晶モニター
- バッテリー容量が小さく、旅行には不向き
ま、去年も同じこと思ったんですけどね
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