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X7 リターンズ その2 EF28mmと像面位相差スナップ [EOS Kiss・EOS M]

前記事に続いて、4ヶ月ぶり復縁のX7ネタ

朝、昼、夕とレンズをかえつつスナップ撮りやピントチェックしてみたのですが、ファインダーでの位相差AFは強めの前ピンと判明
しょうがないのでライブビュー像面位相差でスナップしてきました
IMG_0053_DxO.jpg X7 EF28mmIS LVF(ライブ1点AF)

ちなみに日中に18-55ズーム付けてファインダー撮りしてきたのは、F8で絞ってたもののJPEGでは前ピンのせいでボケ量産。
DxOのレンズブラーで強めにシャープネスかけてみましたが等倍チェックするとほとんど全滅って感じ(⇒Flickr

ライブビューでの像面位相差も、逆光でネコの顔にフォーカスポイントをもっていくと露出を調整してから合わせようとするせいなのか、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまい撮れたのがこの一枚だけ

ほかにも28mmISだとレンズの繰り出しが重いのか、拡大してから測距させないと大嘘ついたままシャッターが切れることも判りました

IMG_0034_DxO
ライブ多点AF
ともあれピンボケの原因がレンズではなく、X7にあることは間違いないので近くサービセンターで調整してもらうことにします

IMG_0034DLO(faceful).jpg

というわけで、夕方に28mmISに付け替えて、像面位相差ライブビューで撮り直してきました
IMG_0035_DxO

ただフォーカスが来ても、カメラJPEGでは、太めの輪郭のアンシャープマスク処理と相まってか、レンズ本来の解像感がでてこないので、DPPでDLOをかけるか、DxOでのRAW現像でようやくプライム28ミリの解像感が垣間見えてくる

IMG_0036_DxO

フォーカスさえきっちりしてれば、RAW現像は、DPP(DLO必須)でもDxOでもどちらも遜色ないので、ピクチャースタイルをつかいたいかどうかなんですが、28mm単焦点のAPS-Cクロップだから歪曲や周辺光量落ちは気にならないと思ってたけどDxOで補正入れてみるとそれなりに歪みと周辺減光が落ち込みがあることが判ります

IMG_0044_DxO

なお、像面位相差で、月を狙ってみましたが、「嘘」つかれないように、タッチフォーカスしてから10倍に拡大した上でAF作動させてます

IMG_0047_DxO

とはいえ、IS搭載の28mmとライブビュー撮りするためにX7をカムバックさせたわけでなし、初代EOS Mと並んでAFが遅い烙印を押されているK-01よりも使いづらいんじゃガンレフつかう価値がありません

夕方の光はまだマシですが、日中は液晶見えないし、第一小型化されてるバッテリーの消耗が激しすぎ

IMG_0051_DxO

期待のEF28mmF2.8ISの描写力は、APS-CのX7でもそれなりにかっちりしていて満足

IMG_0029_DxO

先代X7は20mmのコシナフォクトレンダーとシグマ30mmが相棒でしたが、2代目はEF28で行けそうです

IMG_0033_DxO


蛇足ながら、我が家でのピントズレのチェックをご紹介

X7にマイクロアジャストメント機能がついてたり、シグマドックがつかえるレンズで調整するときと同じやり方です

まずは室内で、三脚に載せて適当な距離でカメラを設置し、HDMIで液晶テレビにライブビュー映像を37型の液晶テレビにモニター出力IMGP9861.jpg

事前にAF方式をクイックビュー(位相差)に切り替えておきライブビューで中央一点で測距させてからモニター映像を拡大します

IMGP9862.jpg
撮影:K-01(※K-01は微塵も外さず一発合焦するのが偉い)

的当てはなんでもいいんですが、今回はAmazon箱のバーコードにしてみました

液晶テレビでピント拡大チェックするとご覧のとおりcheck2.jpg

シャッター半押して測距を繰り返しても、位相差(クイックビュー)だと合焦音が鳴ってもフォーカスが来ていない
チェックしたレンズがフルタイムMFの28ミリなので、フォーカスリングをテレ側にちょい送ってみるとフォーカスが合いますから、いわゆる前ピンってやつですね

AF方式は像面位相差に変更するとフォーカスが来ましたから、こっちのほうは気まぐれだけどいちおう正確に合焦します

IMGP9866K.jpg

5Dでも同じことをやったり、距離を変えてみましたが、28mmレンズは5Dでは問題なし

X7で撮り比べると ご覧のとおり
check.jpg

X7だから、換算焦点距離は約45mmなので5Dより判別しやすいのですが、位相差だとリモコンの「5」を何回狙ってもダメでした

IMG_9683_DxO

というわけでX7の再レビュー

あらためて気づいたことをまとめると

  • X7には手ブレ補正レンズを強く推奨
  • DPPとDLOが使える純正レンズか、DxOを推奨
  • 18-55はSTMにこだわる必要なし、EF28mmでも重く感じる
  • ファインダーつかってなんぼのKiss
  • 風景よりスナップ・人物ならJPEGでもOKだけど、風景や建物(とくに遠景)ではPENTAXが上
  • ライブビューの露出精度がいまひとつ
  • 日光の下ではほんとにみえない液晶モニター
  • バッテリー容量が小さく、旅行には不向き

ま、去年も同じこと思ったんですけどね


タグ:X7
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