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JVC GC-P100 学校イベント実践編 [JVC(GC-P100)]

GC-P100イベント撮りの実践編

市民ホールの合唱大会を観客席から手持ち撮り

幼稚園や小学校イベントと違って、ちゃんと撮らなきゃっていうような気概はなく、気分的にはGC-P100の性能チェックで手持ち撮りに臨んだ感じ。それより、最近の業者のカメラが気になったりしましたけどね

IMGP1361DxO.jpg
撮影 K-01 DA70mm
カメラはなんだかチェックしませんでしたが、跳ね上げ式の液晶モニターフードはいいよね

さて、手持ちイベント撮りとしてのGC-P100
2013-06-30
スチル用のDA70mmを付けたK-01とGC-P100をウエストバッグに入れて、サポーターと予備バッテリー

あとは会場に入ってから、ビューファインダーを装着し、撮影サポーターに装着して手ブレ補正モードをアクティブモード
ズーム倍率はお試しでダイナミック16倍モードをチョイス

なお、アクティブ手ブレ補正は望遠側では+2モードの安定感はひと味違う感じがしますが、最近のLumixのMEGA O.I.Sのような吸い付くようなスタビライザー効果はファインダー上では感じられません

ダイナミックズームは、画質面での許容度合いもまずまずといった感じもある一方で、これがダイナックズームの弊害なのかどうかははっきりしないのですが、少しゲインアップした状態や、カメラをパンしたりハンチングでAFが迷ったりすると、じらじらっとしたノイズがでてきます

ま、そもそもきちんと撮るのだったら手持ちじゃなくて最後列に陣取ってでも三脚で撮るべきでしょうけどね


画質はいいけどやっぱりイマイチなGC-P100の操作まわり

ビューファインダーと手ブレ補正
画素数に多いに不満は感じる一方で、ズーム操作やフレーミングや手持ちでの安定性はビューファインダーによる接眼方式はやっぱり必須アイテム

脱着式でアイセンサーもないので仕方ありませんが、背面液晶と自動切り替えでないのがやはり不便

ここは一般的なサイド開きとは違う背面に液晶のあるGC-P100の特徴を生かして、NXCAMのようなLCDビューファーを付けて使ってみたいのですが、液晶タッチオペレーションがメインのGC-P100は、ルーペ選びでも難点があります

img59172344.jpg
muk 3VFL GGS

このタイプならなんとか液晶タッチができそうな感じなんですが4:3の3インチタイプしかないんですね
同様にUNのモニタリングProも視度補正モデルは4:3用しか出てないし・・

IMGP1377CRW.jpg
4:3用のモニタリングProを仮装着してみたけど、こんなイメージにしたい


ゲインとホワイトバランス

光源が変わるステージものを撮る時はゲインとホワイトバランスの調整は必須なんですが、この点GC-P100の操作性は最悪に近い
ゲインアップはAGC任せで露出はEV補正ダイヤルに任せりゃいいんでしょうが、メイン照明が付いてオート露出とオートWBが安定するまでの時間が遅い

100%ゼブラが飛びまくってるし、ビューファーでも見てもWBが明らかにおかしいので、急遽Mモードに切り替えたもののMにしたらEV補正ができないし、うっかりシャッターダイヤルに触れちゃってシャッタースピード変わっちゃってるし

モニターで現在のゲインアップ状態も判らないから、ゲインをマニュアルに切り替えようとすると、必然的にEVFから背面液晶に切り替えて、さらにメニューをタッチして0dB・・・と一回ずつ選んでいかないといけないわけで、少なくても学芸会や合唱を撮ったりする分にはオート主体でしかつかいものにならないと言い切っちゃいます

ファームアップで改善できそうなものなのでJVCの「常識」に期待

そもそもの原因が背面液晶のせいで、メニュー操作用のジョイスティックを配置するスペースが取れなかったことなんでしょうが、その分立派なフォーカスリングもシャッター/絞り調整ダイヤルが付いてるので、これにWBとゲインも割り当てすりゃいいだけでしょう

ユーザー・メモリーモードの活用
テスト撮りなので、GC-P100の特徴のひとつである、デジイチと同じ方式のモードダイヤルでの「素早い切り替え」
「M」のとなりの「U」に切り替えると、設定が「絞りF2・シャッター1/60秒・ゲイン0」に設定してあったおかげで、AGCオンの「PMSA」とゲインゼロの「U」モードを一発で切り替えられることに気づく

最広角ではF1.2のレンズですが望遠側がF2.8と暗いので1/60秒・ゲインゼロではちょいとアンダー露出になりますが、家に帰って液晶VIERAでみた感じでは、やっぱりゲインゼロは白飛びもなくノイズも少なく写りはいいですね

ただ、絞りに関しては開放より、焦点距離によってはレンズ右側がちょっとひどい流れとボケがでてくるようです

内蔵マイク
ズームマイクモードオフにして、カメラ任せのステレオマイクなんですが、強烈なまでに音割れしています

今回は外付けマイクは持参せずにモニター用のイヤフォンもなしなので、カメラにお任せだったんですが、このひどさは何??

音の歪は、気づいたのは自宅に帰ってからなので試せませんでしが、設定メニューで-2dBを選べるので気をつけたほうがいいですね

いままで数十台のカムコーダーを乗り継いできましたがカメラ内蔵マイクのオート録音で、合唱程度の音圧の強弱で、こんなに歪が出るカメラ はGC-P100がはじめて

これまで左手を添えるとマイクをふさいだり、タッチノイズを入れちゃったりするカメラは経験ありますが、GC-P100のマイクの位置は申し分ないとこにあるし、リニアPCMのMOVが撮れるカメラとしてはあり得にくい性能としかいいようなし

イヤフォンでモニタリングしたりレベルメーターみろよと指摘もありそうですが、そもそも音量のゲイン調整も液晶メニューのタッチ方式だから撮影中の調整そのものができない仕様なんですよね

35Mbps・60P画質
60Pのおかげか、余裕のビットレートのおかげなのか、以前つかっていたTM350のAVCHDの17MbpsやGH2の24bpsよりも明らかに画質はよいです

スチルと違ってセンサーサイズや画素数じゃなく、フレームレートやファイルフォーマットとビットレートが重要なファクターであることを再認識

大口径レンズとM4/3以上のセンサーカメラと比べ、室内撮りのゲインアップした画質や白飛び耐性のダイナミックレンジでは、引けは取るかもしれませんが、色乗りも輪郭強調もニュートラルな感じで写りだけは家庭用として申し分なし

このままBDに落とせない現在のBD規格での実用面では難点はあるのがこども行事記録用としては微妙なとこではありますが・・・


総合評価
  • 画質OK
  • 音質以前に内蔵マイクでの録音時の制御に難あり
  • 撮影時のゲインとWB調整は事実上封印されているといっていい他機種の流用のメニュー
  • アクティブ手ブレ補正とダイナミックズームは、最高画質を求めなければ実用的
  • やっぱりあり得ない、背面液晶タッチでしか選べない手持ち撮影時のWBとゲイン設定

スチル用のタッチ液晶でないK-01の操作性はピーキング機能によるMFや露出調整やISO感度設定もスムースにできるのとは対極的な感がありますね

高感度画質もAPS-CのK-01とは比べるべくもなく、スモールセンサーのGC-P100の強みは明るいレンズでも深度が深いことだけでしょう

1/2.3インチといっても実際半分の画素しかつかってないわけで、基本感度50の裏面照射センサーであることを踏まえて、持ち出す場面をチョイスするモデルでしょう


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