SSブログ

DMC-FX700 タッチシャッターと高速連写のジレンマ [LUMIX(FX700)]

FX700 タッチシャッター
P1000374
購入直後は、「こんな機能は要らない」とオフにしていたタッチシャッター機能

FX700の液晶モニターは、買ったときから保護シートのようなセンサーフィルムが貼ってあり見栄えがぱっとしない上に、さらに市販の保護フィルムを貼ったら屋外ではさらに液晶が見えづらくなって痛し痒しだったりします

なのでタッチ機能はきっちりつかって液晶が見えづらいデメリットも納得しないとね

ともあれ、あらためて「タッチで簡単」機能をつかってみると、半押しフォーカスや顔認識を待つ必要もなく、狙ったところに露出もあわせてくれるようなのでこいつは、やっぱりなかなか優れもの

さらに、このタッチシャッターを、高速読み出しのMOSセンサー搭載によって実現したと思われる「高速連写機能」とミックスするとこれがなかなかに小気味よい感覚なんですね


ちょっと前に借り物のサイバーショットやNEXで高速連写は体験済みなので、さしたる驚きはありませんでしたが、電子シャッター併用の40枚とか60枚は、はじめてだと「おおっ」と驚いちゃうかもしれません

R1022805.jpg

40枚や60枚連写は、決定的瞬間を捉えるにはいいんでしょうが、そもそも「おまかせiA」モードでは選べないし、40枚では500万画素、60枚では250万画素で記録されます
だったらはじめから500万画素のセンサー積んでくれたら、やれおまかせの高感度がどうのとかという悩みがなくてよかったのに・・・と思っちゃいますけどね

さておき、FX700の個性を生かすには高速連写よりも2枚連写や5枚連写に設定して、次々とタッチシャッターを切っていくといい感じです


というようなわけで、FX700のマイセッティング

前回記事のとおりの「Pモード×画質調整×上限感度設定」「タッチフォーカス×2枚連写」を掛け合わせがベスチョイス

・・と思ったら、これもひとつだけジレンマがありました

考えてみれば機能上必然なんですが、高速連写モードにすると

「撮り終った直後の撮影画像確認が表示されない」


一眼レフでは連写中に被写体を見失わないためのファインダー消失時間が重視されますが、これと同じで液晶みながら連写して追っかけるんだから、次の連写のシャッターチャンスのために撮影後の画像を表示させるわけにはいかないんですね

一眼でもコンパクトでもケータイでも、ちゃんと撮れたか確認するのに慣れているのは万国共通でしょうから、この新しい連写機能を積極的につかうかどうかは悩みどころです

ちなみに、

タッチシャッターオンだと液晶をうっかり触ってしまって、さらに連写モードになってると無駄な写真が量産されちゃいます

その場合は、カメラ操作やパソコンで削除することなるんでしょうが、上手いことにカメラ内では連写単位でファイル管理されていて、削除するときはひとつの連写グループを選んべばいいようになっています

また、パソコンでも連写画像は付属ソフトで取り込めば連写単位でフォルダ階層が自動生成されて、ブラウザ上では一枚のサムネイル」で見ることができるように考えられています

もっとも、Windowsの画像管理ソフトやPicasaや他の画像ブラウザでみると、連写がすべて表示されちゃうのは仕方ありませんね


ムービー撮影中の静止画記録

これはとくに設定しなくても動画撮影中にふつうのシャッターボタンを押しても、タッチシャッターをオンにしてれば、動画がとぎれることなく、16:9の横長写真で記録してくれます(2560×1440=350万画素)


これもMOS搭載の恩恵でしょう。フォーサーズのLiveMOSでもできそうなものですが、GF1やGH1では動画中の写真は撮れないのでFX700はなかなかに偉い

P1000385
ただ、これにも一部機能制限があった、動画はフルHDモードに限定されていて、より滑らかな動きの720P(60P)は静止画同時記録ができない仕様のようです

同時撮影しても、記録中の動画がまったくとぎれないのはすばらしい反面、撮れたかどうかも後にならないとわからない
説明書をよくよく読んでみると、動画ワンカットのあいだに静止画記録できるのは40枚までと書かれているので、静止画はいったんバッファに溜め込むんでしょうかね?

ちなみに、動画デジカメの元祖サンヨーXacti(関連記事)の初代モデルをママ撮り用につかっていた頃がありました

当時も動画中に静止画が撮れるし、もともと動画と静止画ボタンが独立していたのが進歩的でした

・・ が、実際には、XactiC1は、オートフォーカスが致命的に遅かったり(というか。そもそもマルチ測距でも合焦しない)、動画中に静止画を撮影すると 300万画素写真が撮れるものの、数秒間動画が止まっちゃうとかの大問題がありましたがいまとなってはご愛嬌のいいカメラでしたね



このザクティC1は、手ブレ補正がない上に、動画中にズームするとすさまじいモーター音が記録されたりしたものですが、MP4×ステレオムービーのさきがけとして進歩的でしたね

P1000391

FX700 は、動画中の静止画撮影もまったく無音のまま記録されるし、ズームや手ブレ補正のメカ音もあまり気にせず撮影できるんですが、演出としては、EOSムー ビーのように、動画撮影中の写真撮影時にシャッター音が鳴って一瞬プレビューで写真を撮ったことが分かるほうがよいような気もしますがどうでしょうかね?


最後に、タッチフォーカスのジレンマをもう一点

「タッチしたところに、ピントと明るさを合わせてくれる」はずなんですが、実際には測定モードをスポットにしないと明るさはあわせてくれません

逆光のこどもの顔にタッチシャッターしても逆光のままなのでおかしいなと思って試してみるもやっぱりだめ
もう一度説明書をひっぱりだしてきて調べたら、やっぱりそうじゃん

どちらも奥の青い倉庫にタッチシャッターしてますが、分割測光のままだと露出は追従しない
spot.jpg

ビデオカメラだと単純に逆光補正ボタンがあったりしますが、スポットの測光範囲もよくわかんないし、そもそもムービー中に、タッチフォーカスしたら露出まで変わっちゃうのも困るわけで・・・

でも、カタログに「ピントや明るさ」を・・・て書くのは偽りないじゃないすかね?

・・・もひとつ続きます
タグ:FX700
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0