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TM350 外部ステレオマイク [TM350]

前回につづいて「マイク」ネタ
TM350×ステレオマイク「ビクターMZ-V8」の合体図
DSC_0608

買ってから気づいたことなんですが、ダブルメモリータイプのTM350とHDD搭載の姉妹機HS350は、うりふたつのように見えて、結構違うんですね

  • TM350   幅70mm×高さ72mm×奥行141mm 約390g
  • HS350  幅71mm×高さ73mm×奥行141mm 約470g

ぱっと見ると、HDD搭載のために横幅と最大高が1mm違い、重さが80gの差なんですが、TM350が手に馴染んでからHS350を触ってみると、TM350がよりコンパクトさやルックスを優先したために操作性に関してはいくつか犠牲になってるんだなというのが判ります。

グリップ部分がテープからHDDに変っただけで、HS350のデザインやボタン配置はトラディッショナルの延長上にあり、電源ダイヤルやズームレバーの位置は個人的にはHS350のほうが手に馴染みます
DSC_0611

で、今回マイクをアクセサリーシューに取り付けてみると、アタッチメント式が災いして、どうにも心もとないんですね

このカメラを選ぶ多くの方が、たぶんつかうことのないシューを脱着にしてうまくまとめられてるんですが、いざマイクを取り付けてみると、台座の組み付け精度がイマイチ手抜きで、かなりグラつくんですね

こっちはキヤノンのHDV(HV20)ですが、背中のやや後ろよりにシューがあり、フタを外してつかいますIMG_3653
この位置だと、もうちょっと長いマイクでもうまく収まりそうだし、ぐらつくことがないんですね
もっとも、HV20はプラグインパワーに対応してないので、このマイクはつかえないんですが・・・

ちなみに、もっと無意味なD40とマイク
IMG_3651
D5000にマイク入力端子があったらこんな感じなんでしょね


ともあれ、ちょいと不安定感はあるもののTM350の内蔵マイクとビクターのステレオコンデンサーマイク

内蔵マイクは、「サラウンド」「ズーム連動指向性」「ガンマイク」とメニューで切り替えができ、プラス「低音補正」と「風音低減」のローカットが選択できるので、うまく使いこなせば、このクラスの外付けマイクをわざわざつかう必要もなさそうなんですが、実際にBDにコピーして、我が家のオーディオシステムで聞くと、少なからず音の明瞭さが感じられます

まず外部マイクになると、音圧が高く、音声記録を2チャンネルで記録できるようになります

純粋な2ch記録と5.1chをダウンミックスしたソースを比べるわけにはいきませんが、試しに比較ムービーをつくってみました



「ビデオスタジオ12」のタイムラインに音声波形とレベルメーターを表示させてプレビューしたものを、別のビデオ「FT1」でパソコンモニターを撮影した手抜きムービーです

音声は、WAVに変換したオリジナル音声に入れ替えているのですが、YouTubeにアップした時点で圧縮音声になってるでしょうが、まあ音圧が違うのと、マイクの風防効果の違いあたりは判別できますでしょうかね


内蔵マイクもビクターマイクも詳しい周波数特性が不明なものの、風の「フカレ」にはどちらも弱く、外部マイクのほうが中低域が膨らむ感じがあります
ようするに、歩き撮りや風が当たると、いまいちうるさいんですね

たまたま今月のビデオサロンがマイク特集なので買ってレビューを読んでみましたが、オーディオ誌のレビューと同じく、ある程度マイクの違いを使い比べた経験値がないと判断がつかないのが正直なところ・・・

vs200912_500b.jpg
特集『ガンマイク、ステレオマイク、インタビューマイク比較テスト』

特集記事と連動して収録したマイクごとをWAVファイルで聴けるようにダウンロードできるようになってますね(すごくわかりやすい)

パソコン用のちんけなUSBスピーカーで聞いた印象と、オーディオシステムにつながっているパソコンからiTunesで光デジタル出力で聞いた印象とは評価が異なりますね


試聴環境
PC>iTunes>サウンドカード(Digital)>AVアンプでデジタルダイレクト2ch出力>パワーアンプ・スピーカー
mictest

誌面の評価レビューと実際の自分の印象とは、ほぼ同じ感じに聞こえました
高いマイクは、しっかりした環境で聞いてやらないと判んないもんです

おかげで、AVCHDや5Dを聞いているのと同じ条件なだけに、ビクターステレオマイクで気になっていた低域のブーミーさも、サンプルWAVと比べて極端に差がないんだなと思いました

少なくとも、ビクターマイクは無指向性に近いステレオタイプで、モノラルガンマイクのように余計な音をそぎ落としてくれる効果はなく、せいぜい「自分の鼻息」を拾わずに済む程度の前方指向性

とりあえず誌面評価と自分の試聴結果ともに聞きやすかったのがオーディオテクニカの「AT9944」SONYの「ECM-CG1」
RODEのVIDEOMICが聞けなかったのが残念ですが、5DやTM350につけること。

たぶん運動会ではHV20で撮るだろうから、電池駆動もつかえるという点のベストバイはテクニカ9944あたりでしょうかね?a1j.jpg
A1Jと付属ガンマイク

この組み合わせで撮った(録った)、室内での声や市民館でのこどもの発表会の動画ファイルをあらためて聞き直してみたら、やっぱり余計な音がなくていい感じでした

このあとしばらく、プラズマでYouTubeの動画を「聴き比べ」してみると、ビデオカメラによってけっこう音が違うものでした

11月10日の記事で埋め込ませていただいた、PanasonicGF1とSONYの520Vの比較動画

暗所性能だけじゃなくて「エレクトリカルパレード」の音の違いも参考になりました


タグ:avchd
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