Lumix FT1 似たもの同士~最新モデルと旧型Finepix [LUMIX(FT1)]
FT1のモードダイヤル「おまかせiA」と「オート」の切り替えが非常に便利で気に入った点ですが、このあたりは歴代もっとも「つかいやすい」FinepixF10のモードダイヤルと通じるものがあります
LUMIX FT1とFinepixF10
どちらのしっかりとした回転ダイヤルで、F10では、高感度1600までのオートの「ナチュラルフォト」と感度固定できる「AUTO」に対し、FT1も「おまかせiA」と「標準モード」の切り替えが簡単
ストロボ発光のオンオフもそれぞれにメモリーできるので、ストロボのときは、こっちとかややこしい操作いらずなのも同じ
動画モードも切り替えも簡単でしたが、FT1ではXactiのような専用ボタン付・・・の割には動画撮影中に静止画撮れなかったですけどね
F10関連記事はこちらや2006年当時のコラムページ
いまとなってはF10の高感度モードも特筆するようなものでもありませんが、当時は600万画素で高感度画質は最高レベルだった機種ですが、12Mに増えて、1/2.2インチのFT1は、いまだF10の感度400画質には敵わなくなっちゃって、なんだかねぇ~
進化したのは、液晶サイズと性能ですがガラスコーティングで液晶フィルムいらずなのも同じ
あとの進化は、ボディ薄くなったことですが、その分グリップは持ちにくくなりバッテリーも持ちも退化
さらに苦言を呈せば、起動の遅いFT1はどうなってるんだい?
なにより、まったく退化してるのは「基本感度」以外の画質・・・・
多画素で薄くや高倍率でないと売れないというユーザーが育てたいまのコンデジ市場
おかげで、「もちにくい、CCDが小さい、感度が悪いし、バッテリーももたない・・・」
とりあえず、せっかくF10をひっぱりだしてきたので、室内で比べてみました
室内撮りは、コンデジよりデジタル一眼、APS-Cよりフルサイズ・・・ていうのが当然の理屈なんですがねぇ~
このあたりの光があたってるのは、まだマシで、さらに暗くなると
感度400・タマミ
AVCHDでは、こんな感じ・・・
このあたりのムービーは、AFが効かなくても、やはりというかD90のほうを使いたくなりますね
この先、GRがマイクロフォーサーズになったり、フジフィルムがフルHDの動画機能を積んできたり、SONYが超強力な手ブレ補正と高感度対応のAVCHDがでてくるのかわかりませんけど、FT1っていうのもいまの「過渡期」時代のヘビーデューティモデル・・なんでしょね
余談
考えてみたら、はじめてのデジカメってPanasonic製だったのを思い出しました
”Coolshotメガ2”ってモデルで、3CCDのDV一本やりで、最初のパソコンVAIOを買った1998年頃でしたかね(関連ページ)
起動は早かったものの、一枚撮ってから次のショットまで記録時間が20秒・・・
シャッターチャンスを逸しちゃうと、モデルさんは目の前からいなくなっちゃいました
ま、福引で当たったカメラなので文句はいえませんでしたがPCに取り込むのもシリアルケーブル(知ってる?)で4MBを転送するのに20分は軽くかかったものです
その後、初代のFinepix700に乗り換えてからは、”ファイル連番、記録前のプレビューモード、スマートメディアとFDアダプターの高速転送”と、ものすごい進化を感じたものですけどね
んー、進化の過程は面白いですね~。感慨深いものがあります。
by f-design (2009-05-19 23:53)