初体験「AVCHD」 [AVCHD]
ハンディ用のビデオカメラがHV10からHV20になって、このところ散歩に持ち出してスナップ撮りしています
Dムービーは接眼ファインダー作戦で広角手持ち撮影でのピントあわせの課題もクリアしたものの、広角寄りでパンフォーカス気味に撮るんだったらHDVのほうが精細感は上だし、滑らかな動きものを撮るにはシャッター1/60秒のインターレース記録のHDVフォーマットがいいのは最初からわかってること
AVCHDのビデオは使ったことありませんが、我が家ではメモリー録画のお手軽度はDムービーに任せることにしてるので今後も当面購入予定はなし
それでもSDカードからBDにAVCHDが直接書き込めることが分かったからには、一度どんなものか試してみたくなって、先日ヨドバシカメラに出かけついでに、新型のPanasonic「GH1」と「FT1」でAVCHDモードで撮影させてもらってきました
「一眼遊ばせ」から「ムービー遊ばせ」になったGH1のフルHDほうは、持参したSDカード(GRD用)の書き込み速度が足らないようで撮り始めてすぐに停止しちゃいました。Class6のSDHCは必要みたいです
GH1
1080で撮ったつもりでしたが、データをみると1280×720でした
こっちはFT1
720PのAVCHDのFT1のAVCHDのLite版です
明るさやAEの反応やAF、マクロやパンの追従性とかを試そうと、みづらい撮影になりましたことご容赦ください
・・・が、この動画をeyeVioにアップするまで、それなりのお勉強をするはめになっちゃいました
ご興味ある方は続きをごらん遊ばせ・・・
SDカードからPC再生
まず、MDR-FT1とGH1で撮影したSDカード内を見てみると・・・・
PRIVATEフォルダの下に「AVCHD」があり「BDMV」フォルダが記録されています
BDのフォーマットは、BDMVとBD-AVがあるようで、DVD-VIDEOでいうところの市販ソフトやメニュー付の「VIDEO-TS」と同じ感じでしょう
とりあえずうちのPCのアプリケーションで再生できないものかと、動画ファイルを探してみると、「BDMV」の下のフォルダに「STREAM」があって、拡張子「.MTS」で撮影カットごとに記録されているようです
更新日時が撮影時間
※2009.1.5ってのは展示品のGH1のカメラの内蔵時計が1月5日だったんでしょうね
書き込み速度が追いつかず、17MBあたりすぐに停止されていることが分かります
・・・で、このMTSの動画ファイルを、TMPGEncシリーズで読み込もうとしてもだめ
その後TMPGEncのサイトで最新版を試用ダウンロードしてみるも、MpegEditor3.0は読み込みすら敵わず、オーサリングの最新版も読み込みこそ対応するものの、そもそもがブルーレイやDVDのオーサリングソフトなわけで、単独のファイルに変換してくれるわけでなし
結局、普段つかっている4.0Xpressを最新ファームにアップしたらすんなり読み込めました・・・なんのこっちゃい遠回り
TMPEG 4.0Xpress(Ver.4.7.1.284)でMTSファイルをドラッグするとこのとおり
最新バージョンではBlu-ray向けMPEGファイルへの出力として、「BDMV」で出力することができるみたいなんですが・・・
・・・・そもそも、元がBDMVなんだからこれは意味がない
結局、これまでと同じHDV向けのMPEGファイルに変換してから、eyeVioにアップすることができました
HDV向けって、拡張子がm2tなので、Premiere等では普通に取り扱いますが、再生そのものはWinDVDやWMVでは再生できないので、日ごろ撮影したHDVテープからキャプチャしたものは、MpegEditorでm2tからmpegに無劣化コンバートしてPCフォルダ上に保存しています
もっとも普段はPremiereはつかわずビデオスタジオで済ましちゃうので、もともとの出力形式はmpegなんですね
そんなこんなで取り合えずはリッピングから再生できるフォーマットに変換できたし、パソコンにブルーレイドライブさえ追加してBDAVでオーサリングすれば、AVCHDも、これまで撮りためたHDVの動画ファイルも、我が家のDIGAで再生ができることがわかりました
いまの我が家のPCスペック(Pentium4 3.0GHz)からすると、AVCHD Liteは許容範囲ですが、フルHDのAVCHDや5DMarkⅡのH.264のMPEG4は、は再生も編集も相当きびしそうですから、しばらくはMPEG2のままいきましょう
既出ですが、我が家の2006年モデルのDIGA(BW200)
普通に再生できるのかと思いきや、「BDMV」の入ったSDカードを入れても反応しない
調べてみたら、この世代のDIGAは、BD-REをドライブにセットした場合のみ取り込みができることが判明
関連サイト http://allabout.co.jp/gs/dvdrecorder/closeup/CU20070908A/index3.htm
※ちなみに、GH1の対応表をみると、SDカードのAVCHDからHDDにダビングできる機能は、2007年モデルからのAVCREC搭載モデルからのようです
この後、次々と「できるはず」・・・・が「できないことだらけ」なのが判ってくるわけですが、このまま、何も知らずにFT1やGH1を買ったら、SDカードですんなりDIGAで再生したりダビングできるもんだと思ってたので事前にわかってよかったかな?
とはいうものの、BW200の場合は、SDカードからBD-REディスクへのダビングはOKということなので、REディスクを買ってきました
BDディスクも今回買うのははじめて
値段の相場もつかめてませんが、とりあえず買ってきた値段
BD-R追記型 一層25GB1-4×(Victor) 10枚組 2,790円(Amazon)
一枚あたり279円で、DVDの5倍近くの容量なので値段的には十分こなれてますね
BD-RE繰り返しタイプ 一層25GB1-2倍速(Panasonic) 1枚 980円(ヨドバシ)
BD-RとBD-REとどっちがいいのか、まだよくわからないので、AVCHD読み込みテストも兼ねて一枚だけ買ってきました
後日、まとめて一枚にまとめようと思ってた番組が一層で入らないことがわかってBD-Rの二層(DoubleLayer)も注文
こちらはTDK製で5枚3,880円
二層になると、一枚あたり800円弱からなので、単純コスト計算では一層2枚のほうが安いですが、50GBぎりぎりに奇数の番組が入りそうな場合は、二層一枚のほうが得になることもありそうですね
さておき、BD-REをBW200にセットして、SDカードからダビング実験
すんなりダビングしましたが、どうも普通のハイビジョン番組がはいったディスクではだめで、AVCHD用にフォーマットが必要になります
これって、たとえばGH1やFT1だけでなく、SD方式のAVCHDビデオカメラからも、そのたびにフォーマットされずに追記できるのかどうかは試せず終い・・・・
我が家に100枚近くあるカートリッジRAM
ちなみに、このDIGAは、過去東芝RDでよくつかっていたカートリッジ式のDVD-RAMがすんなりつかえるのがなんともありがたい上に、不安定の極みだった東芝製のDVDドライブに比べて抜群の安定感がありそうです
DVD-RAMはこの頃からCPRMに対応してるし、長い映画は東芝RD-X4A面・B面にわけてダビングもできたし・・・
東芝RDの2台ともDVDドライブを自前交換していたので、カートリッジRAMの再生はほとんどしなくなってたし、HDDからダビングもできない状態でもあったんですが、ブルーレイDIGAのおかげで、コピー10番組もすんなりRAMにコピーできたし、また、ひさしぶりに「ゴッドファーザーⅡ」を両面分割録画してたのをつっこんでみたらそのまま全編みちゃいました
もっとも、ゴッドファーザーシリーズは、ブルーレイでもでてるんですね~
いずれ大型のプラズマモニターかHD対応プロジェクターでも買えたら、ブルーレイディスクでみてみたいもんです
とまあそんなわけで・・・肝心のBD-REにダビングした、FT1とGH1のAVCHD動画の画質はというと・・・
HDMIで接続した21型液晶テレビで見る分には、まずまずの写りだが、カタカタすることは確か
かたや長年つかっている32インチブラウン管のSONY「WEGA」でのD端子出力でみると、ボケボケで動きボケばかりで、はっきりいってよくない結果に・・・
再生時に720Pから1080iのi/p変換がよくないのか、ニコンDムービーの24PのモーションJPEGをHDVに変換した画質と大差なし
eyeVioで見る画質とたいした違いはありませんね
AVCHD Liteも、Dムービーと同じく、HDブラウン管やフルスペックハイビジョン対応モニターでは物足りない解像度と動きのぎくしゃくした動画になるんでしょう
この先、FT1は気になる存在のままですが、防水性や動画専用ボタンによるお手軽確実操作性を考慮しなければ、AVCHDの720pは、画質的には魅力なく、自分で撮るならDムービーのほうが面白いし、モーションJPEGからHDVに変換して、BDAVにオーサリングして残していくような方法のほうがいいような気がします
とくにHV20になって、いままで接続が面倒で再生するのが億劫だったHDVも、液晶テエビについてはHDMI一本の接続で済むようになっって、とても利便性が向上しました
テープが出し入れが上部からに変わっただけでも再生&キャプチャー用としてはHV20にしてよかった
予備の純正特殊D端子ケーブル(SONYと互換性なし)が定価5,000円するのを中古格安で入手できたものの、やっぱり映像も音声も一本で済むHDMIはコネクタの位置も背面だし便利になりました
フォーマットは何であってもメモリータイプのほうが頭出しが楽だし、PCへのキャプチャも早いのは、初代XactiややHDV登場以前にフジフィルムのS602で動画は撮ってきたのでよく知ってますが、どうもAVCHDだけは、最新PCと最新レコーダーがないと扱いに往生しそうな気がします
HDVが最良という気持ちもなく、現行ではプロ用以外はHDVのメモリータイプはないわけで、民生用としてはAVCHDしかない
手持ちのHDVカメラからもメモリレコーディングユニット(DR60やMRC1K)を入手すればテープレスで再生、取り込みができるんですが、ブライダルカメラマンでもないし、まあそこまで必要ないですね
AVCHDの高ビットレートの映像は、さぞや景色等ではすごいんだろなと思うものの家庭用小型カメラは広角は足りないし、感度ノイズもよくないし、キヤノンにいたっては業務用HDV以外は、リモコンLANC端子もない
上述のように、SDカードが16GBとか32GBが安くなり、BDメディアも25GBで300円程度で入手できる時代なので、これ以上扱いにくいMPEG4を広めずに、MPEG2で十分じゃない??
その点、ビクターのプロモデルGY-HM100は、SDカードもMPEG2ベースのQTカメラを出してきた
デジタルウ放送や業務用ではフレーム圧縮のフォーマットで編集作業が送られてるんでしょうが、こんなビクターのような方式の民生用カメラがでてくると魅力的なんですがね~
長くなりましたが、AVCHDは、やはりうちでは将来の検討フォーマットですね
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