こども発表会舞台撮影 ビデオカメラ編 [HDV(HVR-A1J)]
こどもの発表会イベントで仕事休んで、久しぶりにHDV出動
カメラはSONYのHC1の業務用機HVR-A1J(関連記事)
D90の「Dムービー」っていう新アイテムも加わったばかりだけど、720Pの写りは未知数だし、たまにはビデオもいじっておかないとね
なお、昨年は、キヤノンのHV10で露出調整に苦心しましたが、AIJは、写りは最新レベルでなくとも、調整のしやすさは抜群でした
ビデオはスチル用の三脚に固定して、パンなしのズームのみのフィックス撮影
あわせてD90とVR70-300の一人二役です
期せずしてAI1もD90も、こどもイベント初デビューと相成りました
バッグはカメラ用とビデオ用
このまま電車に乗っても問題ないんですが結局クルマで出動
ビデオ用は、TIMBUK2のクラッシックメッセンジャー
外部マイクは取り外して収納しています
ホントはマイクケースにでも入れてもっとセンシティブに扱わないとね
なお、最近のクラッシックメンセンジャーはカメラ用としてクッションBOX付きが売られてます
メーカーサイトからインナーのみを購入
5000円ほどしたから、もっとジャストフィットのしっかりしたものかと思ってたのに、クッション材は前からつかってる市販の1500円程度のものと変わらず
アホくさいので、ほぼ同じサイズのエツミのクッションBOXと二枚重ねにして強度とクッション効果を強化したようになってます
蓋がついてるのは三脚を載せるには便利ですが値段ほどのものじゃありません
なお、三脚はグリップ雲台をばらして隙間にいれ、あとはLANCのリモートスイッチで一揃い
我ながら、過去最高に効率のよいビデオ機材収納ができました
セッティング
さて、もうすぐ我が子の出番
ひな壇の会場の最後部席の中央が空いていたのでジッツオのバサルト三脚を設置
カメラとマイクを組み付け、三脚にグリップ雲台を組み付け、脚をのばしてカメラを載せ高さを調節・・・
最後は、LANCリモコンとカメラをカール式の換えてあるワイヤーでつなぐ作業を、てきぱきとこなしていく様は、我ながら「遠距離スナイパー」のようなだな・・・
エレベーターポールはできれば伸ばさずに済ませたいんですが、もともとが背の低い三脚なので致し方なし
あとは、バリアングルのタッチ式液晶みながら事前準備
グリップ雲台は操作性はいいんですが、ビデオ用のボールレベラーのように水平を出した後に、パン・ティルト調整ってわけにはいかず、水平・パン・ティルト角を一度に決めないとね
フォーカス
フォーカスは手動にして、前の出し物のこども達にあらかじめフォーカスロック
HC1でもA1Jでも同じですが、手動フォーカスにして、合わせたいところに指タッチすればコントラストAFで検出してくれるので、ファインダーをのぞきながら拡大フォーカス等を駆使してあわせる必要がないのが偉い
露出とゲイン
HC1やA1Jは、FX7やV1Jのようにゲインの手動設定やリミッター設定ができないのが難点で、シャッター優先で1/60秒に固定したら、あとはカメラ側に絞りとゲイン(デジイチならISO感度か)は自動になっちゃいます
タッチ液晶でのスポット測光もできるんですが、エレベーターポールの三脚だとカメラ本体を触ると揺れそうなので撮影中の露出調整はやりたくないぞ
A1Jにあって、HC1にないのが露出補正の機能はAEシフト(機能比較表)
HC1やほとんどのビデオカメラの場合では、明るさボタンを押すと、測光状態でシャッター、絞り、ゲインがロックされ、その後ダイヤルで補正されたまま固定される機能なんですが、業務用機のA1JやFX7以降からは「AEシフト」がつかるようになっています
AEシフトは、デジイチでいえばAEロックではなくEV補正に近い機能
画面が引きの状況で測光すると、どうしても背景の色や暗さに引っ張られて、顔が飛んでしまいがちなので、-3ほどアンダーにシフトさせることにしました
スチルだったらワンカットごとに適正露出で撮れるんですが、ビデオの場合は連続性を求められるからきびしいところです
欲をいえば、A1JのAEシフトの調整はレバー式ではなく、回転式が望ましいんですが、今回みたいに安定度に欠ける三脚だとどっちにしても撮影中にシフト量を調整することはできませんでしたけどね
本番REC
紹介のナレーションを録り逃さないように、前の組が終わったあたりからテープを回しはじめる
緞帳が開く前からフォーカスはロックされてるから迷わないけど
業務用といっても、ベースはSONYの初代CMOS搭載カメラのHC1なので、FX7のような画質は期待できませんが、HC1と違うところは、手ブレ補正をオフにするとフル画素がつかえること
シネトーンガンマをオンにして見た目のコントラストをさげて黒を沈めつつブラックストレッチもオンにしています
照明が切り替わっても増感は目立たないものの・・・
急に明るくなると、AEの反応が1秒ほど遅れます
考えてみればAEの反応速度を速めておけばよかったのかも・・・
ま、こどもの「寸劇」なので撮影結果の出来不出来は、父ちゃんの自己満足の世界
撮影素材はPCに取り込んで簡単に編集してから、eyeVio掲載用に720PのWMVへ変換して、じいちゃんに見てもらえるようにアップロード
以前は自宅サーバーからWMVを落としてもらってましたが、YouTubeをはじめeyeVioサービスはほんとありがたい
(この動画は非公開です)
その他、ビデオ撮影の傍らで、D90とVR70-300で撮影してましたが、AIJの外部マイクは指向性もそれなりにしっかりしていて、すぐ脇でシャッターを切ってるのに音をほとんど拾っていなかったのがさすがといったところ
音声はまったくのフルオート任せだったし、音質もチェックできるような機材につないで再生はしてませんが、良質なモノーラルで録れていることでしょう
DVの頃からのVXシリーズやHDV化されてからのFXシリーズのハンディカムと小型サイズのカメラで2カメ撮りして編集すると、どっちのカメラで撮ったのかは画質よりも音声で気が付くものですが、HC1の実質的な後継がでないためA1Jもそのまま現行機種のまま
肝心の画質はといえば、デインターレースなしのHDVソースをPC用のマルチスキャンモニターで見てみると、ピントや解像度はそれなりにOK
露出もほぼ狙い通りのアンダートーンながら、輪郭あたりのノイズ感や背景の色ノイズは低照度ということもあってもうひとつ
明るいところで風景撮ったら、間違いなく小型CMOSのキヤノンHV10に負けるレベルです
それでも、このカメラが業務用・放送用としてのソースに使われているのは、音声と操作性でしょう
SONYもCANONも扱いにくいAVCHDだけじゃなくて、HDVもプロ専用だけじゃなくて、このミドルサイズあたりのカメラも充実させてほしいものです。
16GBのメモリーカードがあれば、HDVの25Mbpsでも1時間以上撮れる時代だし、HDVのメモリー記録カメラを発売してほしいもんです
最近、日本でも発売になったビデオジャーナリスト向け?の「はりぼてHC10」といわれるこのカメラ
すでに実家の親父が入手したようですが、中身や機能はまんまHC9と同等のようです
「ファインダーが小さくて見えん」・・・て言ってましたけどね
デジタル一眼もレフなしになって液晶VFになってる時代ですが、民生用のビデオカメラもルミックス並みのファインダーをおごってほしいものです
そんなわけで「こども発表会舞台撮影」
次回、D90撮影編へつづく
パナはAVCHD Lite とかいうのを作っちゃいましたね。
ハリボテでAVCHD Lite が撮れるといいのかも。
by luka (2009-02-03 00:50)
Wow
オレンジ色で防水に720Pですね>FT1
http://panasonic.jp/dc/ft1/index.html
PowershotG7+水中ハウジングから乗り換えにもってこいだ
ただ、FX37で試し撮りさせてもらった720P動画の写りはもうひとつだったし、モーションJPEGからMPEG4に替わるだけ?
by bebe (2009-02-03 05:55)