G7 XGA動画・ウォータープルーフ仕様(WP-DC11) [G7]
なんとか手に入りました G7用の水中ハウジング WP-DC11
このハウジングの存在を知って、探し始めたところ、オークションは定価以上の落札価格がついてたりでどうも気に入らない
モデルチェンジサイクルの早いデジカメとはいえ、純正アクセサリーは後から買う人もいるわけなんでメーカーもちゃんとケアしてほしいもんです
結果的に適正価格で手に入ったのでよかったですけどね
さて、去年の夏は、浜辺で一眼つかってカニを撮ったらタオルで防御していたつもりでも、タムロンのマクロレンズに砂が入れちゃったり、FinepixF10にディカパック(関連記事)をつかってみるも動画と静止画の切り替えなどの操作性がイマイチだったりで、今年はどうするか?と考えつつ、行き着いたのがこのハウジング
導入経緯
このハウジングを考えたときには、どーせなら、ハウジングじゃなくて本体そのものが防水のオリンパスやペンタックスのデジカメやようやく防水仕様のサンヨーXactiのほうが手軽なことは確かなので、型落ちモデルも含めて探してみたものの、この時期は防水モデルは中古市場も人気なようでどうも高いのと仕様と機能がどうもコレってのがない
オリンパスμシリーズ
最新モデルは28mm換算だけど、その他モデルは38mm相当だし、動画もVGAのみ
ペンタックスのオプティオ
新型モデルには期待があったけど、実機を触るともうひとつ中途半端なのとやっぱり高い
サンヨーXactiシリーズ
防水仕様がVGAのみってのがいまひとつ。C1をもってなければほしいところですが、どのみち普段もVGA動画をそうそうつかうことはないのはわかってるので、自分としてはコストパフォーマンスはよくない
とまあ、なんだかんだいっても、どれも値段が高いのが原因
そもそもが、先般、ようやく値下がりはじめたFinepixのF100fdを安く手に入れただけに、それ以上の値段で普段あんまりつかいそうにない防水カメラに同じ以上の金は出せません
もし、SONYあたりからTG-1のようなカタチの防水仕様のAVCHDをだしてくれたり、エクシリムのF1みたいなハイスピードカメラとして楽しめる付加機能のモデルが防水仕様だったら、無理してでもも調達したくなるんですけどね
てなわけで、父親からもらったG7の活用する意味もあって、XGA動画と6倍ズーム、顔認識、手ブレ補正のG7を防水仕様にしちゃおう作戦に落ち着きました
サイズ
このハウジングは、G7がすっぽり入る大きさなので、ふたまわりは大きいモビルスーツ着てるような感じかも
D40と並べてみると、まあ似たような感じ
フラットボディのG7には、ハウジングに装填したほうがグリップしやすかったりします
とりあえずこの中では撮影重量はもっとも軽量です
操作性
スケルトン素材なので水が入ったらすぐ分かりそうなんですが、それじゃおそいよね
でも、押すのと回すのと2種類ある各操作ボタンが、クリアボディにポップなイメージになって、個人的にはこの「おもちゃ」っぽさが好き
各ボタンと本体の位置がぴったり合って、なかなか芸が細かい
水中ハウジングといえば、以前ビデオカメラでつかった経験があるんですが、ビデオの場合はリモート端子とケースでリモコン操作したり、マイクケーブルもあったりしたもんですが、このハウジングみたいに本体ボタンの位置にあわせて操作するっ分だけ安くつくれるんでしょうね
ラバー製のギアが本体ダイヤルに密着して回転します
また、もともと押しにくい位置にある電源ボタンも、せまい空間をつかってうまい具合にシーソー式で対応
本体よりも操作しやすいかも?
なお、ズームレバーは、写真の黒いパーツがひっかかっ回す構造で操作の感触も良好
もっとも、G7は動画撮影中にはズーム操作はできないんですけどね
※非公式の擬似ファームで起動する裏技もあるみたいですが
シャッターとモードダイヤル
黄色いのがシャッターボタンなんですが、どうにも半押しの感触が掴みにくいのは致し方ないところ
G7の操作性の大きな特徴のジョグダイヤルは、残念ながらつかえません
メニューの操作は十字ボタンでそのまま代用が効きますが、絞り優先時の切り替えや、AFモードの切り替え時にはダイヤルを回す必要があるのでどうやるのかと思って説明書を読んでみたら
「ショートカットキー+左右ボタン」=「ダイヤル回転」
の機能があるので、それをつかってくれってことのようでした(知らなかった)
ショートカットキーには、NDフィルタを割り当てていたのでこれを解除
ショートカットボタンを押したまま、左右ボタンを押すと、確かに右または左に回転させたのと同じ機能になりました
ちなみに、G7のよいところは内蔵のNDフィルター(ND8相当)が任意にオンオフできる点
小絞りボケになりやすかったり、動画時に高速シャッターで動きがパラパラするのを防ぐ点でもNDのオンオフ切り替えは使い手があるはずです
もっとも、バカンスが晴天に恵まれたらの話ですけどね
その他のアイテム
まず、付属品としてストロボの拡散板
そもそも、こんなに鏡頭の部分がでかいんじゃあストロボ光もケラレルはずなので、水中撮影時などには効果がありそうですが、装着するとなんとなくわずらわしさを感じます
ストラップは、首かけ用が同梱されてましたが、ひもが長すぎ
そもそも、このハウジングって水に浮くのかな?
で、もうひとつ同梱されていたリストストラップ
こちらのほうが手首につけてストッパーもついていてなかなかいい感じ
説明書には「ネックストラップのまま、海に入ると危険なのでこっちをつかえ」って書いてあります
首しまったりして訴えられたらたいへんですからね
このストラップは、ハウジング以外でも普段用にも使いやすそうなので、いいオマケが手に入りました
動画モード・お試し操作
電源ボタンを押して、モードを動画に切り替えてみます
動画モードなので画面表示をオフにできませんが、どっちにしても光学ファインダーは実用にはなりません
あと気になっていたのが、音声記録
動画の場合は、ハウジングを通して音を拾うことになるので気になる部分ですが、マイクレベルを表示させてみると、まあオート任せでいけそうな感じ
音の部分は、実際に撮影場所でマニュアルでゲインを上げる必要があるかもしれません
実際に試し撮りしてみると、音声レベルは低いものの、いちおう音は拾ってます
防水専用ボディのマイクみたいにへんな「こもり」はないのでかえってよいのかも?
とまあ、そんなわけでKissNくらいのサイズになったウォータープルーフ仕様のG7
Oリングのメンテなどは必要でしょうが、スペック上水深40mになっている本格仕様
どっちにしても、水に顔をつけられない息子を撮るには40Mは過剰装備ながら、過去2回海水でビデオカメラを水没させた経験を持つだけにこの手のハウジングを海水で使うには慎重にならざるを得ません
というわけで、動画兼用ウォータープルーフ仕様のG7
静止画も動画も、一眼やHDVには及びませんが、G7なりのコンデジとしてはよい部類のそつない写りと顔認識や手ブレ補正付の高倍率ズームは、機動性に優れる防水デジカメよりもアドバンテージはあるはずなんですけどね
防水専用デジカメは来年また考えます
4GBのSDとこのハウジングで夏のバカンスの主役はG7に決定
あとの問題は、曇り対策とバッテリーの持ちですね
おっ、ダイビングでも使えそうな本格仕様ですね~
by miya (2008-07-14 20:23)