EOS 40D 「いきなり航空ショー」~タムロン300ミリズームの写り [航空ショー]
2007入間航空ショーで撮った40Dと20Dを比べての対決編
・・と思ったものの、2台で同じように撮った写真を見ても、レンズも焦点距離も違えば記録画素数も(いちおう撮影者の技量も)違うわけで、撮影画像をみくらべてもよくわかりませんでした
我が家の20Dとは、30Dを隔てて2世代後継のEOS40D
秒6.5コマにスピードアップした連写機能に、ライブビューやら3型液晶などの分かりやすい新機能には惹かれる気持ちはないんですが、全9点クロスセンサー化されたの測距精度の向上には発売当初から興味深々だったので、そのあたりをじっくりみてみました
具体的には、うちの20Dでは「NG判定」となったタムロンA06=AF28-300mmF3.5-6.3のXRDi
このレンズ。シグマAPOの70-300の使い勝手とズームリングの操作感に馴染めず買い換えたものですが、20DではAFがいまひとつだったし、友人のKissDXでつかってみても前ピン、後ピンという感じじゃなくてピントが甘いという印象で個人的には「ダメだし」をした代物
ただ、フルサイズの5Dやフィルムカメラでつかると、ピントもビシバシ合うらしいって評判もあり、40Dだとどうなんだろう?っていうのが気になってました
今回の入間航空ショーで相棒君が撮影した数多(1250枚)の写真をみると、さすがに1000万画素+300ミリで捉えた写真は、被写体が無機物なせいかそこそこいけるんじゃないの?とは感じたものの、正直40Dになって「使えるレンズになるか?」といわれるとこれまたよくわかりませんでした^^;
40D+300ミリで捉えたブルーインパルスのファインダーのイメージ
DPPで確認すると40Dのピクチャースタイルはデフォルトのスタンダード。20Dの現像パラメータは、コントラストのみ+1。
上の写真は、EVをマイナス補正しているのでコントラストは高めに撮れてます
どちらもプログラムAEで撮影してるんですが、感度は40Dの新機能のオート感度(上限設定可能)がISO400でF11まで絞りこんでます。
40Dは、ほかの写真をみてもほとんどがISO400・・・
DigicⅢに進化して高感度ノイズの自信の表れかはわかりませんが、40DのPオートって絞る傾向にありそうです
いっぽう20DのプログラムオートはISO感度は設定した状態(上の写真はISO200)
特徴をよくわかった上でつかうならいいんでしょうが、Pモードは曲者ですね
もっとも、感度を固定したい場合は絞り優先やシャッター優先で撮ればいいし、上限を200にセットしておけば済むことなので、ホントの初心者や嫁さんに撮ってもらう場合なんかにはやっぱりいい機能ですね
いちおうピクセル等倍で切り出してみると
トリミングして300dpiで用紙に出力したら、20D+シグマAPOのほうが解像感はあるんでしょうが、トリミングなしn構図だと300ミリのほうがダイナミックだし
どっちにしてもタムロン28-300の望遠端のコントラストの甘さはカメラによって変るもんじゃないだろうし、フォーカス感は40Dでも大きく改善しているという印象は残念ながらありません
つづいて今度は焦点距離を逆転させて、EF-Sの17-85での40Dとの比較
(80ミリ F14・1/500秒 ISO400 プログラムオート)
(150ミリ F4・1/6400秒 ISO200 絞り優先)
露出の違いは評価測光による空の面積だと思いますが、ここでも40Dの自動感度Pオートモードは、シャッターを1/500秒に押さえてF14まで絞ってきますね
いちおう、ピクセル等倍比べ
さすがにEF-Sの17-85の50ミリ以上は、なかなかにシャープです
1000万画素の分だけトリミングしても余裕があります
こっちは20Dの800万画素
開放から1段絞っただけですが、こういう中距離にはいいレンズだと改めて感じます
50ミリスタートなので、ある程度ひいた構図にも対応できます
EOS20D 58ミリ F9 1/640秒 プログラムオート)
・・が、やっぱり航空ショーの醍醐味は、描写力のある望遠レンズで追っかけて露出・フォーカス・構図がバシッと決まったときなんでしょうから、「サンニッパ」と呼ばれるレンズでもいちど挑戦してみたいものです
これは、40Dにシグマ50-150をつけてF2.8の開放の写り
バッグにいれてきたEF50ミリF1.8Ⅱの絞り開放の40D
最後に、いちど撮ってみたかった20DとEF-S17-85IS USM
(44ミリ F11)
(17ミリ F10)
このところ、常用レンズがシグマ30ミリのF1.4になってからの、ひさしぶりの標準レンズですが、屋外用の20ミリ以下で撮れるズームレンズはもう一本ほしいような気分になります
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