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HDVと被写界深度 [HDV(HDR-FX7)]

前回のGRデジタルの2.5mのスナップモードでのパンフォーカスの得られる範囲について調べてみたりしたんですが、けっきょく疑問がすっきりしたようなしないような・・・

いろいろ調べていくうちに、そもそもフォーカスのあっている点というのは極論すると、深度には関係なく、ある一点のみで、あとはプリントするサイズや何インチのモニターで何倍で表示したときのどこまで「ピントのズレの粗さがし」=許容錯乱円・・という理解に行き着きました

画面全体がピンボケでもこれくらいの画面上でのサイズやプリントサイズによっては、手前にピントが合ってるようにみえるという強引な解釈です

撮影EOS20D・300mm

元はこっち

さらにピクセル等倍(ピンボケだけじゃなくて手ブレもしてますね)

・・・とここまでは前置き

http://www.asahi-net.or.jp/~YD8S-HMD/others/camera2.htm
今回、被写界深度について多いにお勉強させていただいたこちらのサイトの内容を拝見し、HDVカメラのの16:9アスペクトと35mm判換算の画角や、コンパクトデジカメよりさらに小さいイメージャーの1/3や1/4のハイビジョン用CCD・CMOSについて興味が移り、以前に撮影した素材を被写界深度などに注目して見返してみました

以前にHDR-FX1で依頼でプロモビデオ作成したときの未使用素材

屋外での紅葉や桜の素材も探してみたんですが、スタジオでのブツ撮り(実は自宅)した素材がいろいろな深度や露出で撮っていたものを載せてみました
HDVなので元はインターレースの1440×1080の矩形ピクセルなので静止画では16:9ではありませんが、テレビ用にアスペクト補正してリサイズしたもの

撮影HDR-FX1

シャッター優先の1/60秒固定。FX1では、AEシフトダイヤルがなかったので適正露出から+補正で飛ばし気味で撮ってます
フォーカスはグラス底にばっちり合わせていて見た目のピントはばっちりです


このサイズと高圧縮のMPEG4だと、ズーム中の被写界深度の変化はわかりにくいですが、焦点距離の変化でボケていく過程はビデオのほうがわかりやすい反面ゆっくりズームするとMPEG圧縮の粗がみえるのでオリジナルサイズでみるとけっこう難しかったりするもんです

スチルで撮るならシャッターは何秒くらいにするんでしょうね

なお、VX2000からFX1で、最初に撮影したときにびっくりしたのは、画角の広さとブツ撮りしたときの深度の浅さでした。

画角については、FX1のレンズは、35mm換算で32.5mmなので、いまから思えば、KissD標準レンズやGRの換算28mm相当よりも数値上はたいしたことないんですが、横長アスペクトなこともあって広さを感じたものです

HDR-FX1スペック表http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-FX1/spec.html

こっちは、前のグラスをぼかして絞り開放で泡を狙ったものですが、
あんまり寄れなかったので苦労した記憶があります
ビデオの場合は、フォーカスアウトからインといった感じで表現できるのがスチルとは違うとこでしょうかね

ボケに関しても、F1.6~2.8の開放F値と対角1/3インチ×RGB三枚CCDとハンディサイズのビデオよりも大きいこともあって、広角からもよくボケます。

さて、ここで話を冒頭に戻してハイビジョン対応テレビでのフォーカスチェック

我が家のハイビジョン入力表示対応のモニターは、次の3つ

①32インチのHDトリニトロンのD3入力
②17インチのPC用CRTモニターをRGBコンバーターで入力信号のままインターレース表示
③PC用液晶モニター(19インチ・1280×1024)
④1/4ハイビジョン画素の液晶プロジェクター(サンヨーLP-Z1)があります

PC用液晶モニターとプロジェクターは、スケーリング処理が行われるのでもとの解像度でのピントチェックとはいかないんですが、ピントの甘さや画面の水平や手ブレ、MPEG2の圧縮ノイズについては、画面サイズに比例し視聴距離に反比例して気になるようになります

もっとも、地上デジタルやBSデジタルの低レートの1080iと比べてHDVの25Mbpsのフォーマットのよさが判別できるのは、①と②のみなんですがどっちのブラウン管も経年劣化が進み、撮影素材のフォーカス感よりも画面全体のモニターのフォーカスが狂っているので、カメラがFX1とHC1の比較やFX7に変わろうとも、感動するようなことは、ありませんでした

さあて、次のハイビジョン対応モニターはどうしたものか・・・?
先立つものの問題もあるんですが、趣味、興味として、番組コンテンツよりも、HDVやデジタルハイビジョン、次世代ディスクの「フォーマットを楽しむ」んだったら、やっぱり100インチの1080iのプロジェクター・・・それもDLPで・・という封印しつづけている願望があります

音響もイチから整え直したホームシアター復活の日は来るのか?

おまけ
以前にBSデジタルのMPEG2をPCに取り込んで、HDVフォーマットや携帯電話用の動画に変換できるか?などにはまってたときの画像ファイルがあったので、ついでに静止画でキャプチャーしてリサイズしてみました

どれも動画でみるとフォーカスはぴたり合ってる(はず)なんですが、インターレースのまま静止画にすると、動きのあるシーンと1/60秒での被写体ブレとデジタル放送が苦手とするIPフレーム補完の粗などがよくわかります

背景の文字「HITACHI」などをみるとカメラの動きの有無でインターレースやMPEG2のフレーム補完の違いなどがよくわかると思います

カメラFIX

カメラフォロー

NHKとWOWOWを除いて民放はBSデジタルも地上デジタルもレートが低いので、動きのあるシーンでは、気になることが多いんですが25MbpsのHDVだとGOPが違うため、動きのあるシーンをインターレースのままキャプチャーしても、こんな感じの破綻は少ないですね
ま、どっちにしてもインターレースはこんなもんです

報道カメラマンのレンズがすごい

ピクセル等倍

自分ももちろんそうですが、人間がだまされて見ているハイビジョン放送ってPCでみるとこんな程度なんですけどね。デジカメのピクセル等倍やA3サイズプリントでのフォーカスのように粗をみるためにはこういう方法か100インチしかないですかね~


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コメント 4

NO NAME

真央ちゃん優勝したんだ。仕事に忙殺されているうちにいろんなことがあったんですねぇ^^;しかしスポーツカメラマンのレンズすごいなぁ。屋内競技だと大口径単焦点レンズは仕方ないですねー。あの暗さであのスピードで動く被写体を追うのですからね~。
by NO NAME (2007-03-21 14:46) 

bebe

・・・トリノ前の2005グランプリファイナルです
>あの暗さであのスピードで動く被写体を追うのですからね~。
スケート場って氷は白いしですしね。
by bebe (2007-03-21 16:21) 

どりさま

ほんとだ・・・。やはり私疲れてるな;;名前も抜けてるし・・・。
by どりさま (2007-03-22 06:03) 

bebe

あらら・・・どりさまさんでしたか
お大事くださいね
自分は、このところは、仕事のいそがしさと疲れはだいぶ楽です
ブログもホームページも、どちらも趣味と連動させてると、忙しくても疲れてても更新することが癒しになったりしませんか?
by bebe (2007-03-22 06:33) 

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