EOS20D 50mmF1.8Ⅱ：HDV.bebe's：SSブログ

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EOS 20D 5コマ秒の連写｜EOS20D　単焦点130gの品定めブログトップ

EOS20D 50mmF1.8Ⅱ　[EOS 20D] [編集]

20DにF1.8の50mmの単焦点レンズをつけてみました

このレンズ・・・
型番は、「EF50mmF1.8Ⅱ」で、どうやら定番中の定番らしく、値段はスーパー安いのと重さがたった130g
http://cweb.canon.jp/ef/lineup/standard/ef50_f18ii/index.html

あわせてストラップもハンド用兼肩がけのモノに取替え

肩からもかけられる微妙な長さで、大人の首からはかけられませんが「こども」ならギリギリです

これで、KissDと18-55mmの頃の軽快感を上回る「20D　カジュアル仕様」となりました

・・が、そもそもこのカジュアル仕様は計画的なものではなく、ほんとは20Dにかわって、もう一本レンズがほしいと思って物色した結果です

そもそも中期的なグレードアップ計画を練っていた初代EOSKissデジタル

GRデジタルが加わったことによって、「KissD＋標準ズーム」の存在価値がが薄れてきたことあって、まずはステップアップとして、レンズを先行して調達したのは既出
http://blog.so-net.ne.jp/bebe1998/2007-01-21

とりあえずCanon製レンズのスタンダードカタログスペックである
「非球面レンズ」「リングUSM」「フルタイムマニュアルフォーカス」「イメージスタビライザー」
を満たし、「100mm以上の望遠」のスペックとして28-135mmのレンズを手に入れたと思ったら、
あれよという間に、カメラボディも20Dにグレードアップ

20Dは、「高速連写」、「連続撮影枚数」、「ペンタプリズムのファインダー」がほしかった機能
さらに「黒いメタルボディ」の要素が加わり、「モノ」としての魅力は格段にアップしました

・・が、「20Dと28-135mmのコンビ」が、「KissD＋標準ズーム」と比べて、失ったものが多いのも事実

その１　画角と撮影距離

実質44mm~200mmなので、望遠側はまあ不満はなく標準レンズとしては十分ですが、せっかくの高感度対応能力のEOSデジタルCMOSを室内撮影でいかせないのはもったいない
広角も足りなければ最短距離も50cmとつかいづらい

日中屋外ならGRデジタルの28mmがあるので問題ないんですが、GRは室内のこどもを撮影するには、いかにF2.4とはいえ、ISO感度がオートで64~160だし、感度400以上の画質はモノクロで撮るにはいい感じなんですがどうもつかえない

となると、20Dで室内撮影しやすい、広角のレンズが必要というのが最初に思いつくところ
さりとて、一度手放した18-55mmのUSMⅡを買いなおすのもなんだし見栄えもいまいち

となると、F2.8の大玉の標準レンズがほしいか・・・？？
じゃあと、候補はコレ
シグマ　18-50mmF2.8
http://www.sigma-photo.co.jp/lens/digital/18_50_28.htm

タムロンにも対抗馬はあるけど、とりあえずシグマをいちどつかってみたい

・・が4万円前後の投資が必要になる・・・。
それならいっそ、28-135mmを元手に、EF-Sの17-85mmを一本持っていたほうが便利じゃないかという気になるのは貧乏人の発想なり

その２　レンズの長さ

28-135mmは、IS（イメージスタビライザー）がついているせいもあってか、いまどきの標準ズームとしては長い。望遠レンズで写りも最高なら長いのもいたしかたないけど、135mmどまりだし画質もこれといって際立つものは感じられない

重さは、まあよいとしても持ち歩くときに肩から提げても、首から下げてもバランスがよくない

しかも、中古で入手した固体の問題かもしれないけど「下を向けると自重でのびる」のがどうにも難儀

じゃあというので、小型のカメラバッグにいれようと思ってもちょっと規格外だし、屋外だとフードは必須

自重で伸びるのはメーカー調整で多少改善されるかもしれないけど、とりあえず長いストラップはやめて、今回のハンドストラップを試してみようということになったわけです

家でつかうなのなら長くてもいいだろと思わないでもないが、散歩に持ち出すには不向き

その３　ファインダーの明るさ

KissDから20Dになって、ファインダーは大きくなったんですが、おそらくレンズのF値が暗いせいもあって、期待したほどよさは感じられないのがどうも不満

もちろん、見やすくはなっているんですが、マニュアルフォーカスでピントの山をつかめるほどのものでもないし、オートフォーカスの精度もKissDと大差ない

となれば、明るい玉で試してみたいというのが探究心なわけで、F2.8以上のズームか単焦点はどうだ？

単焦点の候補だとシグマよりもキャノン
24mmのF1.4というLレンズもあるが、とにかく高い
中古のタマもありそうな、キャノンのEF24mmのF2.8、28mmのF2.8、35mmのF2と探すが、どうにもほしい画角が決まっているわけでなし

実用的なら24mmがほしいが、勉強するならF2よりも明るいレンズをつけてみたい
・・が果たして単焦点は果たしてどこまでつかうものか？
また24mmだと換算35mm程度で室内＆散歩用としてはベストなのは分かるが、GRデジタルと持ち出すには、画角があまり違わないんじゃ、2台持ち歩く意味があるのか・・・・？ということになります

という長い前置き（この結論まで4日間）で、50mmのF1.8を調達してきました

CANON　EF50mmF1.8Ⅱ
http://cweb.canon.jp/ef/lineup/standard/ef50_f18ii/index.html

オールプラスチックで重さはなんと130g

もちろんUSMではないけど、今回は明るいレンズでマニュアルフォーカスをつかってみるのが主目的

フィルター径が52mmというのも決め手

というのも、52mmならビデオカメラ用にもっていたフィルターがそのまま使える

保護フィルターとクローズアップ、C-PLもあるので、お試しアイテムとしては金かけずに楽しめそうというのもひとつの選択理由なり

28-135mmと比べるとこんなに違う

さて、いよいよF1.8初体験
ビデオのレンズなら1.8や1.6はよく知っているけど、イメージャーのサイズが段違いなわけで、いざつかってみると、やはり1.8は面白くもあり、難しさもあるというのが最初の感想

まず、明るい
室内照度でも、F3.5だと感度800にしたいところが、感度200や100でも十分シャタースピードが稼げます

F1.8　感度400　1/60秒　絞り優先　AF
被写体が動いているのでブレてますが、60Wの蛍光灯でこれだけのシャッタースピードはF3.5では無理

・・が、欠点は深度が浅いので近づいてくるとフォーカス合わせてからシャッター切るまでにかなりフォーカスがずれます
これはピンボケ

うーむ、F1.8
初体験ながら、明るさとピンの正確さがトレードオフになることをはじめて知りました

さらに低照度　
F1.8　感度800　1/50秒　絞り優先　MF

相手が動かなければ問題ありません

つづいて、最短撮影距離と深度
このレンズ最短撮影距離が45cmなので、そのままでは、マクロ、クローズアップには向かないんですが、手持ちのMC+3をつけてみるとかなり近寄ることができます

フィルターなし　撮影距離は約50cm　
F1.8　感度100　1/50秒　AF

MC＋3装着　20cm程度まで近接
F1.8　感度100　1/25秒　MF

どっちにしても深度が浅いのは驚異的

地球儀で試すとこんな感じ
50mm　F2.2　感度400　1/125秒　MF

こちらは、28-135レンズでの撮影
135mm　F5.6　感度400　1/25秒　手ブレ補正ON　

・・というようなわけで、F1.8の被写界深度とピントの難しさってのを知ることができてよかった

今回の学習結果

1.80mm画角も、室内で顔や胸より上でとらえるには、もってこい
ただし、最短距離45cmは、もうちょっと縮めたい

2.明るさと深度
オートの露出だと、F2、F2.5でも十分明るいので、強烈なボケを狙わないのならF1.8や1.4はあえていらない。
感度800、1600を使うのなら夜の室内でもF2.8で十分アドバンテージがある

3.ファインダーとマニュアルフォーカス
明るくて、深度が浅いと手動マニュアルがつかいやすい。当たり前かもしれないけど、玉の明るさと深度です。F2.8やF3.5なら焦点距離にもよりますが、マニュアルを信用できるかと言われると？？？
このレンズはマニュアルリングが小さいのが難点
安いからしかたないけど、もう一本明るい単焦点を買うなら、マニュアルリングがしっかりしたものがほしい

最後にマニュアルフォーカス記念
MC＋3フィルターつけて、「Canon」のロゴにマニュアルであわせてみました